ニュース
2008年05月21日
第51回日本糖尿病学会実行委員会が監修した弁当 全国のコンビニで販売
- キーワード
- 食事療法
第51回日本糖尿病学会学術集会実行委員会が監修した幕の内弁当が、全国のコンビニエンスストアで販売された。コンビニ弁当は高エネルギー、高脂肪、高塩分といったイメージが強いが、この弁当は安心して利用できるよう、さまざまな角度から配慮してあるという。
からだにやさしい山菜ごはん幕の内
通常のコンビニ弁当はエネルギー量が600kcalから900kcalくらいあるのに比べ、この弁当「からだにやさしい山菜ごはん幕の内」は、1食当たり497kcalに抑えてある。同社の「焼鮭和風幕の内」に比べても200kcal以上少ない。
下記サイトで詳しい情報が紹介されている。 第51回日本糖尿病学会学術集会 並行企画−ともに考える糖尿病の生活−
栄養成分値(1食あたり)
|
- 白米より食物繊維、ビタミン、ミネラルの多い発芽玄米を使用。
- 品数を多めにし、噛み応えのあるおかずを増やした。咀嚼回数を増やすことを期待できる。
- 豆腐や野菜が主体で挽肉を控え、脂質を抑えた「野菜と豆腐ハンバーグ」。
- 焼き鯖を使用。魚は不飽和脂肪酸が比較的多いので、動脈硬化を予防する上で好まし
い。 - ごぼう、にんじん、ふきなどの野菜の煮物。野菜が不足していたり、あまり食べない人でも食べやすいように、さまざまな食材を使用した。
- 塩分を控えるため、漬け物をカット。
- これまで食生活を意識したことのない人に、適切な食事バランスを意識するきっかけを作ってもらう。
- すでに検診などで注意をうけて食生活の改善をしたいと思っている人に、エネルギーと脂肪分を抑え、野菜(食物線維)など、ふだんの弁当で摂りにくいメニューが入った弁当として、毎日安心して食べられる。
糖尿病でも食を楽しみたい 願いを叶える知食メニューを実演
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
食事療法の関連記事
- 「和食」が認知症リスクを低下 日本型の食事は脳の健康にも良い 糖尿病の人は認知症リスクが高い
- どんな食事スタイルの人が糖尿病リスクが高い? 食事を改善する簡単な方法「食べることに意識を集中」
- 暑い夏の水分補給 甘い飲み物を水に置き換えると糖尿病リスクは低下 食事改善にも役立つ「上手な水の飲み方」
- スマホで写真を撮ると食事改善がうまくいく 糖尿病の治療に活用 食事の振り返りができる
- 糖尿病の人は胃がんのリスクが高い どうすれば対策できる? 胃がんを予防するための6つの方法
- ブルーベリーが腸内環境を健康にして糖尿病や肥満を改善 メントールから抗肥満・抗炎症の化合物
- 糖尿病の人は腎臓病のリスクが高い 腎臓を守るために何が必要? 「糖尿病・腎臓病アトラス」を公開
- 緑茶を飲んでいる人は糖尿病リスクが低下 心臓病や脳卒中が減少 緑茶は歯周病の予防にも良い?
- 今年も猛暑に 「良い睡眠」で対策 睡眠不足は糖尿病を悪化 暑い夏の夜でもぐっすり眠る3つの方法
- 植物性食品が中心の食事スタイルが糖尿病リスクを低下 心臓血管病・がん・うつ病のリスクも減少