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2008年05月09日
糖尿病でも食を楽しみたい 願いを叶える知食メニューを実演
- キーワード
- 食事療法
健康食品応援企画
「天ぷらだって工夫次第で低カロリーメニュー」
場所 帝国ホテル「富士の間」(本館3F)
◆ 低カロリーの天ぷら実演
渡邊 昌(国立栄養研究所 理事長)
田中 範正(知食の会)
ホームページで今回のセッションや並行企画の情報をみることができる。
http://kameda-diabetes.com/
天ぷらなどの揚げ物の多くは高エネルギーで、脂肪が多い。特に惣菜として市販されている食品や外食では、食塩や調味料で味付けを濃くしてあることも多い。
糖尿病の人では、心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化性の病気が起こるリスクが高くなる。脂っこい食品、コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品を食べすぎると、糖代謝や脂質代謝にも悪影響が出てくる。天ぷらは糖尿病患者にとって際だって注意を要する食品といえる。
しかし、このセッションでは「天ぷらは工夫次第で低エネルギーになる」、そして「そのことを科学的に実証してみせる」という。関係者らは「糖尿病であっても食べられない料理はない」と強調している。
当日のセッションでは渡邊昌・国立健康栄養研究所理事長らが、実際に低エネルギーの天ぷら料理を調理する実演を披露する。レシピを考案したのは、フランス料理のフルコースで360kcalの「知食メニュー」の開発や、一流レストランのシェフや糖尿病患者、医療スタッフなどが参加する「知食フォーラム」などの活動を展開している「知食の会」だ。
おいしいものを食べたい
そして開発したのが、フランス料理のフルコースでありながら「360キロカロリー・塩分2.2グラム」という驚異的な低エネルギーの「知食メニュー」のレシピだ。フランス料理のフルコースは2,000kcalを軽く超すが、このレシピではかけそば1杯とほぼ同じくらいのエネルギー量で済むという。田中さんらは、一流のシェフの協力を得ながら、低エネルギーであってもしっかりとした満足感を得られるフランス料理や懐石料理などのメニューをいくつも開発してきた。
糖尿病を減らそうと、医療関係者を中心にさまざまな努力が続けられているが、糖尿病の発症はなかなか減らない。先日発表された「平成18年国民健康・栄養調査」では、糖尿病の該当者と予備群はついに1,800万人を超えたと概算された。いまや「成人のおよそ6人に1人が糖尿病か予備群」という事態になっ
今回のセッションや企画にはすでに新聞社などの取材申込が多数あり、社会の関心が高いという。主催者らは「患者と医療者がともに歩むことで、きたる時代の新しい生活を築いていきたい」と話してい
関連情報
知食の会
第51回日本糖尿病学会学術集会
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