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2007年08月03日

糖尿病・代謝症候群センターを創設 国際医療センター

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糖尿病対策推進会議
 国立国際医療センター内に「糖尿病・代謝症候群センター」(仮称)を創設する方針が示された。「第3回糖尿病等の生活習慣病対策の推進に関する検討会」で笹月健彦・同センター総長があきらかにしたもの。

中核の役割を担う糖尿病・代謝症候群センター
 検討会では「国立国際医療センターのミッションに関する検討委員会」がまとめた中間報告が報告された。構想として国立の専門機関が、糖尿病などの生活習慣病対策を支援する拠点としての役割を担うなどの論点案が示された。国立国際医療センター、国立循環器病センター、国立保健医療科学院、国立健康・栄養研究所が一体となり、生活習慣病対策の拠点を担うことが適当、としている。

 糖尿病やメタボリックシンドローム対策としては、国立国際医療センター内に「糖尿病・代謝症候群センター」を創設する。具体的には「診療部門」、「情報提供・研修部門」、「臨床開発研究部門」を設置し、専門家向けの診療情報発信機能や研修、臨床試験ネットワークの中核的機関として機能をもたせる。

糖尿病・代謝症候群センター(仮称)の役割
糖尿病・代謝症候群センターの役割
 増加している糖尿病患者や予備群に対応するために、各地域の専門機関で行われる診療に加え、全国の数多くの医療機関で、初期診療から専門的な診療まで実施することが必要となる。そのために、創設されるセンターの情報提供・研修部門では、専門化向けに診療情報を発信する機能に加え、地域の中核病院を診療を行っている医師に対する研修も行いたいとしている。

 糖尿病対策の各地域での推進方策として、日本医師会、日本糖尿病学界、日本糖尿病協会で組織する「日本糖尿病対策推進会議」を活用することが有効と提案。また、「新健康フロンティア戦略」において、今後、生活習慣病対策を推進していくためには、個人の特徴に応じた予防・治療(テーラーメイド予防・治療)の研究開発や普及を行う拠点作りが求められる、との論点案が示された。

厚生労働省サイト
今後の糖尿病対策と国立国際医療センターの役割(PDFファイル)
小児期の生活習慣病対策(PDFファイル)
小児生活習慣病 なぜ治療は難しいのか(PDFファイル)
国立保健医療科学院における研修概要(PDFファイル)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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