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2007年04月06日
ネット上で四国霊場八十八ヵ所をウォーキング
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- 運動療法

このコンクールは、地域社会や学校などの教育活動で、インターネットを有効に活用している優れた実践事例を表彰する目的で開催されてい
![]() ユビキタス双六遍路 徳島大学 大学開放実践センター |
そこで、健康増進に連動した利用を促進し、地域を実感できる学習方法として、四国文化として知名度の高い「歩き遍路」を題材とし、ゲームのように楽しく利用できるサービスとして考案された。
利用者は、ウォーキングの途中で目にとまった風景をカメラ機能付き携帯電話で撮影し、ブログに掲載できる。さらにインターネットを通じて会員同士で交流ができ、歩数を競い合ったり励ましあうなどして、ウォーキングを楽しく続けることができるという。
こうした取り組みが「シニア世代の健康増進とITに慣れ親しんでもらうことに役立つ」と評価され、76件の応募の中から、内閣総理大臣賞に次ぐ文科大臣賞に選ばれた。
県内で2005年に糖尿病で亡くなった人の割合は10万人当たり18.0人と、全国平均の10.8人を大きく上回り、1993年から13年連続で全国ワースト1位になった。
糖尿病死亡率が上昇した要因として、運動不足で肥満率が高いことなどが挙げられる。同調査では、県民の1日当たりの歩行数の平均は男性6,507歩、女性5,931歩と、全国の男性7,676歩、女性7,084歩より少ない。
肥満率は男性37.2%(27.8%)、女性26.1%(22.2%)と全国平均より高い。乗用車が普及し、運動をする機会が減ったことが、糖尿病死亡率を押し上げる一因になっているとみられている。
そこで県は2005年に糖尿病緊急事態宣言を発令し、翌年には「みんなでつくろう! 健康とくしま県民会議」を設立した。生活習慣病の改善などに取り組む事業所の認証制度を創設し、糖尿病対策として同県が作成した「阿波踊り体操」や、阿波尾鶏など郷土の食材を活用した「ヘルシー阿波レシピ」などを考案した。
●詳しくは徳島大学 大学開放実践センターのサイトへ
空海と歩く ユビキタス双六遍路
●第7回インターネット活用教育実践コンクール報告書(PDFファイル)
関連情報
●糖尿病対策に「阿波踊り体操」が人気 〈徳島県〉
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