ニュース
2007年02月21日
熊野古道でウォーキング 「滞在型健康ツアー」が拡がる
- キーワード
- 運動療法

世界遺産である熊野古道や森林でのウォーキングや、温泉での療養がもたらす効果を科学的に検証し、熊野の旅の過ごし方を提案していこうという試み。
健康効果という付加価値を付けることで新たな観光客の需要をつかみ、「よみがえりの地」として親しまれてきた熊野の魅力を発信していく目的がある。
![]() 熊野で健康.com 健康ツアーの開催案内、熊野古道の紹介、ウォーキングの参加者の様子などが紹介されている。 |
熊野を存分に味わう3日間
同センターが実施してきた熊野古道の「健康ウォーク」は、健康状態に応じた熊野古道ウォーキングや運動、健康講座を組み合わせた滞在型プラン。これに温泉を使った水中運動プログラムや食事療法などを盛り込み、地元の特産品や季節行事なども加え、熊野らしさを生かしたツアーにする。これまでは日帰りや1泊2日だったが、滞在型では2泊3日が基本になる。3日間滞在することで、熊野古道歩きや健康プログラム、地元文化を体験する時間を十分に確保できるという。3月末までに、モデルとなるツアーの日程が組まれる。
健康ツアーは参加者によって日程や健康指導の内容を変えることができるので、今後は糖尿病患者や、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に対応したメニューも用意する予定
●詳しくは「熊野健康村(熊野で健康.com)」へ
●詳しくは(財)和歌山健康センターへ
「熊野で健康ウォーキング」バックナンバー
関連情報
観光と医療を融合させたヘルスツーリズム 〈和歌山〉
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
運動療法の関連記事
- 運動と健康的な食事の組み合わせで効果は最大に 内臓脂肪が減り転倒も防止 女性にも運動が必要
- ウォーキングなどの運動で糖尿病リスクを減少 余暇時間の運動が寿命を4.5年延ばす 仕事の後は体を動かす習慣を
- ウォーキングなどの運動で糖尿病など19種類の疾患のリスクを減少 わずか5分の運動で認知症も予防
- ウォーキングなどの運動は糖尿病の人に良い 運動で食欲も抑えられる 認知症の予防にもつながる
- 糖尿病の人に「不規則な生活」はなぜNG? 体内時計が乱れるとインスリン作用が低下 どうすれば改善できる?
- ラジオ体操などにより要介護や認知症のリスクが低下 体操は取り組みやすく続けやすい
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
- 良い睡眠は糖尿病リスクを減らす 睡眠は「魔法の薬」 3つの方法で改善
- 座っている時間が糖尿病や肥満のリスクを上昇 わずか10分間の運動で血管が健康に 睡眠も改善
- 少し食べすぎただけで糖尿病? ストレスが糖尿病や肥満の原因に ウォーキングなどの運動でストレスを解消