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2006年10月02日

心臓に悪いと知っていても「これがやめられない」

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糖尿病合併症
ハートケア情報委員会「心臓病に関する意識」調査

 ハートケア情報委員会は、10月の「健康強調月間」に合わせて、全国の20〜40代の男女600名を対象に、「心臓病に関する意識」調査を実施した。調査では若年層を対象に、生活習慣病と心臓病の関係、心臓病予防についてを中心に調べられた。

 調査では次のことなどが明らかになった―
  1. 生活習慣と心臓病について
     心臓病は生活習慣病を改善すれば予防できることを知っていても、心臓に良くないと分かっていてやめられない習慣がある。
     男性が「喫煙習慣」(20.5%)、女性が「お菓子、特に洋菓子」(28.2%)。運動不足(「運動は一週間に1回もやっていない」(8.9%)、「デスクワークや車での移動が多く、歩くことが少ない」(8.5%)も改善しにくいものであると考えられている。

  2. メタボリックシンドローム
     半数以上が、メタボリックシンドロームという言葉を知らないか、よく分かっていない。また、メタボリックシンドロームという言葉を知っている人でも、心臓病との関係について「よく知っている」と回答したのは1割未満(8.4%)。

  3. AED(自動体外式除細動器)の認知度
     5割以上が、AEDを「知らない」と回答(53.8%)。また、目の前で人が突然倒れても「AEDを使用する」と回答した人は、全体の13.8%と少なかった。

  4. 心臓病の治療後の生活について
     心臓病の治療後できなくなると思うことについては、「スポーツ」に6割以上(63.8%)の回答が集まった。次いで、「アルコール」(40.8%)、「今まで通りの日常生活」(35.5%)が挙げられた。

  5. 健康診断表の活用について
     約6割が健康診断を年に1度受けているにも関わらず(60.3%)、健康診断表を「毎回良く見ている」と答えた人は、4割に満たない(36.3%)。
ハートケア情報委員会
 ハートケア情報委員会は今年4月に、循環器の専門医が中心となり発足した。狭心症や心筋梗塞に関する正しい情報を提供し、病気に対する関心を高め、早期発見、早期治療の大切さを訴えている。

 心臓病は日本人の死因第2位。なかでも生活習慣を主な原因とする虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の患者数は100万人を超える。生活習慣病を見直すことで予防が可能で、発症しても早期に発見し治療を行えば大事に至らずにすむことの多い病気だが、知識と予防法を知らないために大事に至ってしまう患者が増えているという

 同委員会は、虚血性心疾患の治療や予防法について分かりやすく解説した小冊子を作成し、市民セミナーや全国の地方自治体、関連学会で一般および医師へ無料配布を行っている。また、同委員会のホームページ(http://www.heartinfo.jp)も開設し、虚血性心疾患の最新情報やドクターズコラムなどを随時更新している。

ハートケア情報委員会ホームページ
小冊子「防げる、治せる、心臓病。30代からの心臓(ハート)ケア」は、市民セミナー、ホームページ、読者プレゼントなどで入手できるほか、関連学会で配布されている。さらに、各自治体で実施する健康教室での教材として活用できるよう、地方自治体へ配布されている。ホームページでも請求ができる。

●詳しくはハートケア情報委員会のサイトへ
 www.heartinfo.jp
 「心臓病に関する意識」調査結果発表
[ Terahata ]

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