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2006年03月30日
内臓脂肪から食欲を抑制する信号 東北大研究グループの研究
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- 糖尿病と肥満
からだの内臓脂肪が食欲を抑える蛋白質を働かせるよう神経を通じて脳に信号を出していることを、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(内分泌代謝学)らのグループがマウスの実験であきらかにし、米国の医学誌「Cell Metabolism」に発表した。
脂肪は体内でおもにエネルギーの貯蔵庫としての役割を果たしており、ヒトも含めて多くの動物が生きる上で脂肪が果たす役割は重要だが、過剰に摂取するとさまざまな健康問題をもたらす。 レプチンは脂肪細胞から分泌されるサイトカイン(生理活性物質)の一種。糖代謝を改善しインスリンの感受性を高めエネルギー消費を増やしたり、食欲を抑制する作用がある。脂肪が増えた肥満の状態ではレプチンに対する感受性が低下すると考えられ、これが肥満によりインスリン抵抗性が高くなる一因であると推測されている。今回の研究では、内臓脂肪の信号を出す機能の低下が影響していることが分かっ
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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