年末・年始の過ごし方

 糖尿病の治療は、食事療法・運動療法・薬物療法が3本柱となっています。その中でも基本になるのが食事療法です。食事療法などによってコントロールが安定し、糖尿病から起こる合併症(網膜症・腎症・神経障害や動脈硬化等)を防止できれば、健康な人と変わらない生活を送れるでしょう。
 日頃、皆様は正しい食事の摂り方を勉強し実行されてこられた事と思いますが、クリスマス、忘年会、それに続く年末・年始は、ごちそう攻めと飲酒、運動不足による摂取エネルギーの大幅な過剰が予想され、栄養のバランスを崩しがちです。折角、食事療法によって安定していた血糖コントロールを乱さないように心がけたいものです。

 年末・年始も、注意点を守り、規則正しい食生活を守っていただきたいと思います。

もくじ

[資料]年末年始の料理とエネルギー量の目安

プロフィール

西村 登喜子
TOKIKO NISHIMURA
管理栄養士
日本健康運動指導士。
三木山陽病院栄養科所属。

30年間の病院栄養士として勤務の後、現在、フリーで三木山陽病院で糖尿病教室・個別栄養指導を行っている。 糖尿病で「合併症になら連」阿波踊りの会元会長。

■毎月、第3木曜日には三木山陽病院で、一般向けの「糖尿病教室」を無料開催中!


日本臨床内科医会「わかりやすい病気のはなし」
  • 糖尿病のやさしい食事療法/腎臓病の食事療法/メタボリックシンドロームの人の食事/食事療法ハンドブック

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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