ニュース
2016年08月16日
「インスリンポンプは試してみることが重要」東邦大学・弘世貴久先生
- キーワード
- 1型糖尿病 インスリンポンプ/CGM 医薬品/インスリン
糖尿病ネットワークは、「インスリンポンプ情報ファイル」の医療従事者向け連載「リレー・インタビュー『インスリンポンプ療法の今とこれから』」第2回を公開しました。今回は、東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野教授・弘世貴久先生に「インスリン療法としてのCSII導入の意義とコツ」をテーマに語っていただきたきました。
第2回「インスリン療法としてのCSII導入の意義とコツ」へ ▶
第2回「インスリン療法としてのCSII導入の意義とコツ」へ ▶
弘世 貴久 先生
インスリン療法の導入が入院一択だった20年前、外来導入を全国で最も早く取り入れ、そのノウハウを自著で公開、普及に貢献されてきたことでも有名な弘世先生。「インスリン療法はペンもCSIIも導入のハードルは共通しており、医療者側の情熱が必要になります。選択肢が増えることは、患者さんにチャンスを増やすこと。どのような治療が功を奏するかは、やってみなくてはわかりません。合わなければ止めればいい。導入は発症からなるべく早い“フレッシュ”な時期をお勧めしたい」と語ります。「どうしよう?」と踏みとどまる患者さんへ、どのようにアプローチしていくか。インタビューで、そのコツをわかりやすく解説していただきました。
第2回「インスリン療法としてのCSII導入の意義とコツ」(本文より抜粋)
1型糖尿病の人は誰もが一度は試してみるべき
Dr. 弘世: 経済的なことが許されるのであれば、1型の人は誰もが最初からCSIIを一度は試してほしいなと思っています。やってみてハマったらいいわけです。やってみないと、ハマるかどうかもわからないですから。
「やってみなくちゃわからない」、「やめる、戻るというのはいつでもできます」これは僕の謳い文句。できる範囲でいいので、チャンスがあればまずは軽い気持ちでスタートしてほしい。
全文はこちら...
第2回「インスリン療法としてのCSII導入の意義とコツ」 ▶
リレー・インタビュー『インスリンポンプ療法の今とこれから』 もくじ
第2回「インスリン療法としてのCSII導入の意義とコツ」
弘世 貴久 先生(東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野教授)
プロフィール ▶
第1回「CSII療法のあり方を考える」
田中 逸 先生(聖マリアンナ医科大学 代謝内分泌内科 教授)
プロフィール ▶
[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所
1型糖尿病の関連記事
- 腎不全の患者さんを透析から解放 「異種移植」の扉を開く画期的な手術が米国で成功
- ヨーヨーダイエットが1型糖尿病の人の腎臓病リスクを上昇 体重の増減を繰り返すのは良くない
- 世界初の週1回投与の持効型溶解インスリン製剤 注射回数を減らし糖尿病患者の負担を軽減
- 腎不全の患者さんを透析から解放 腎臓の新しい移植医療が成功 「異種移植」とは?
- 【1型糖尿病の最新情報】幹細胞由来の膵島細胞を移植する治療法の開発 危険な低血糖を防ぐ新しい方法も
- 若い人の糖尿病が世界的に増加 日本人は糖尿病になりやすい体質をもっている 若いときから糖尿病の予防戦略が必要
- 【1型糖尿病の最新情報】iPS細胞から作った膵島細胞を移植 日本でも治験を開始 海外には成功例も
- 1型糖尿病のランナーが東京マラソンを完走 CGMとインスリンポンプを組み合わせたシステムでより活動的に
- 運動に取り組み糖尿病を改善 血糖値が下がりすぎる低血糖にもご注意 1型糖尿病の人に最適な運動法は?
- 「スマートインスリン」の開発が前進 血糖値が高いときだけ作用する新タイプのインスリン製剤 1型糖尿病の負担を軽減