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2015年12月17日

インスリン治療は難しくない 1人ひとりに合わせたサポートプログラム

 サノフィは、持効型溶解インスリンアナログ製剤「ランタスXR注ソロスター」(インスリングラルギン[遺伝子組換え]注射剤、300U/mL)の発売に伴い、ランタスXRサポートプログラム「らしく」の提供を10月に開始した。
インスリン治療の理解と治療継続を促す無料サポートプログラム
 「らしく」は、ランタスXR注ソロスターを使用している糖尿病患者を対象とした、登録制の3ヵ月間の無料サポートプログラム。電話・情報誌・メールマガジン・アプリと、1人ひとりの患者に合った方法で、インスリン治療の理解と治療継続を促す内容になっている。

 インスリン治療を開始する時、糖尿病患者は大きな不安や抵抗を感じていることが、いくつかの報告から明らかになっている。「注射の針を刺すのが怖い」「注射をしていることを知られたくない」「一度始めると一生注射しなければならない」など、その理由はさまざまだ。

 また医療従事者は、注射手技の指導に要する時間や、「注射は患者が嫌がるだろう」といった懸念から、インスリン導入を躊躇してしまうといった課題を抱えている。

 こうした背景を受け、サノフィは、糖尿病患者や医療従事者の協力を得て、患者1人ひとりにあわせて選べる、これまでにない患者サポートプログラム「らしく」を考案した。

ランタスXRによる治療を安心して始めるために
 「らしく」は、患者が安心してランタスXRによる治療を始められるよう、使い方や注意点を分かりやすくまとめた「『はじめる』のサポート」と、自信をもって治療を継続できるよう支援する「『つづける』のサポート」の2つで構成されている。

 利用者は3つのサポートメニューを組み合わせて利用できるほか、アプリについては3ヵ月間のプログラム終了後も継続して利用できる。

 プログラムは、ランタスXRで治療を始める患者が、治療を始める前と変わらない自分らしい生活を送ってほしいという願いをこめて「らしく」と名付けられた。

【「らしく」のサポートプログラム】

■ 「はじめる」のサポート

 インスリンと血糖値、ランタスXRの使い方、保管上の注意、低血糖の注意・対処法などについて、イラストを用いて分かりやすく解説した小冊子を提供。

■ 「つづける」のサポート

1. 電話によるサポート
 有資格スタッフが3ヵ月間、定期的に電話をかけて治療継続をサポートする。患者が、ランタスXR注ソロスターの操作方法について直接、電話で話すことができる。

2. 情報誌・メールマガジンによるサポート
 インスリン、食事・運動、生活のヒントを3ヵ月間、定期的に届ける。患者が、自分の欲しい糖尿病情報を選ぶことができる。

3. アプリでサポート
 インスリン注射の記録、食事、血糖値、体重、HbA1c値を記録できる。カロリー計算機能付き。便利で簡単なツールにより、患者の自己管理を促す。

4. WEBでサポート
 インスリン治療をおこなう患者が自分らしく治療をつづけるために役立つ、さまざまな情報を提供する。

ランタスXRサポートプログラム『らしく』ウェブサイト(ランタスXR使用患者さんとそのご家族向けサイト)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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