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2015年10月06日
食事前に水を2杯飲むだけで体重を減らせる 体重が4kg以上減少
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- 食事療法

研究は、肥満や過体重のあり、減量を希望している84人の参加者を対象に行われた。参加者の全員が、食生活の改善と運動習慣によるダイエットについてコンサルテーションを受けた。
その後、参加者を▽1日3回の食事の30分前に水を500ミリリットル飲むグループ、▽1日1回だけ食事の30分前に水を500ミリリットル飲むグループ、▽食前に「自分は食事を十分にとっているので空腹ではない」とイメージするグループにランダムに分けた。
食前に飲む水として推奨されたのは普通のミネラルウォーターだった。炭酸水や甘味料の入った飲み物は食前の飲み物としては禁止された。
その結果、試験を始めてから12週間後に、1日3回きちんと水を飲んだグループは、体重が平均4.3kg低下したが、1回しか、あるいは全く水を飲まなかった参加者は、平均0.8kgしか体重が低下しなかった。
「毎日の生活が忙しくて減量に取り組めないという人でも、水を飲むだけであれば、簡単に実行できます。健康的な食事をとる、運動習慣を身に付けるといった生活改善を加えれば、もっと多くの減量が可能になるでしょう」(パレッティ氏)。
水を飲むと食事の量を減らすことができる理由として、胃腸管に水がとどまり、胃がふくれるために満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防止できるからではないかと、パレッティ氏は説明している。
食べる直前に水を飲むと、消化液が薄められ、食べ物が消化・吸収されるのを妨げてしまうので、30分前までに水を飲むことが必要だという。
今回の研究の参加者の平均年齢は56歳だったが、水を飲むと胃の蠕動運動が促されるので、高齢の人にも勧められる方法だという。
また、若い人を対象とした研究でも、1日当たり1リットル以上の水を1年間飲んでいる若い人はそうでない人よりも体重が減少しやすいという結果が示されている。
「肥満や過体重の人が4kgの体重を減らすことは重要です。シンプルなやり方で減量は可能であるというメッセージは、保健指導においてもメリットが多いといえます」と、パレッティ氏は述べている。
A bottle of water before each meal could help in weight reduction, researchers say(バーミンガム大学 2015年8月26日)
Efficacy of water preloading before main meals as a strategy for weight loss in primary care patients with obesity: RCT(Obesity 2015年8月3日)
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