ニュース
2015年10月02日
糖尿病の年表「糖尿病医療 進歩の歴史」公開 糖尿病リソースガイド
- キーワード
- 1型糖尿病 医療の進歩 糖尿病リソースガイド
糖尿病と人類のつき合いは古く、今から約3500年前の紀元前1500年頃、古代エジプトのパピルスに書かれていた糖尿病と思しき病気が、糖尿病の最古の記録と言われています。以来、さまざまな記録に糖尿病が登場し、人類が発展し裕福になるにつれて糖尿病人口は増加してきました。そして、近年では、患者数が年々史上最高を更新するという負の循環をたどっています。
一方、糖尿病医療の発展も目覚ましく、特に最近100年ほどの進歩は、記録が追いつかないほど目まぐるしく変化しています。
そこで今回、糖尿病治療研究会の設立35周年に際し、「糖尿病医療 進歩の歴史」と題して糖尿病を巡るさまざまなエピソードを年表形式でまとめ、糖尿病医療の変化が「一望」できる資料の製作を企画し、このたび公開しました。
「基礎研究」「診断・臨床報告」「治療薬」「医療・療養指導」「疫学」「学会・イベント」とテーマを分類。各エピソードには簡単な説明と、関連資料や文献、データなどへのリンクを設置し、見やすく、使いやすく、便利なツールとしてまとめました。また、テーマ「トピック」には、食事や運動などを中心に、糖尿病分野に関わりのある周辺情報を収載していきます。
さらに、今後も随時情報は追加していく予定です。糖尿病医療の進歩とともに、このコーナー自体も進化を続けていきます。皆さまからのエピソードのご提案、ご要望なども反映していき、今までにない新しい年表にしていきたいと考えています。ぜひご活用ください。
糖尿病の治療に関する理論と実際について、基礎並びに臨床の双方から追求し、得られた成績を基に、正しい糖尿病治療の確立とその普及をはかることを目的として、1980年に設立された糖尿病の専門医による研究会です。
1型糖尿病の関連記事
- 世界初の週1回投与の持効型溶解インスリン製剤 注射回数を減らし糖尿病患者の負担を軽減
- 腎不全の患者さんを透析から解放 腎臓の新しい移植医療が成功 「異種移植」とは?
- 【1型糖尿病の最新情報】幹細胞由来の膵島細胞を移植する治療法の開発 危険な低血糖を防ぐ新しい方法も
- 若い人の糖尿病が世界的に増加 日本人は糖尿病になりやすい体質をもっている 若いときから糖尿病の予防戦略が必要
- 【1型糖尿病の最新情報】iPS細胞から作った膵島細胞を移植 日本でも治験を開始 海外には成功例も
- 1型糖尿病のランナーが東京マラソンを完走 CGMとインスリンポンプを組み合わせたシステムでより活動的に
- 運動に取り組み糖尿病を改善 血糖値が下がりすぎる低血糖にもご注意 1型糖尿病の人に最適な運動法は?
- 「スマートインスリン」の開発が前進 血糖値が高いときだけ作用する新タイプのインスリン製剤 1型糖尿病の負担を軽減
- 1型糖尿病の子供たちはメンタルヘルス上の問題を抱えることが多い ケアが必要
- 糖尿病の医療はここまで進歩している 合併症を予防するための戦略が必要 糖尿病の最新情報