ニュース
2015年06月17日
「5つの習慣」でがんリスクをチェックできる健診ツール がんセンター
- キーワード
- 糖尿病合併症
国立がん研究センター がん予防・検診研究センターは、今後10年にがんに罹るリスクをウェブで自己チェックできる健診ツール「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」の公開を開始した。
今後10年でがんを発症する危険度をウェブでチェック
喫煙は多くのがんの発生リスクを上げ、がん以外の重大な疾患のリスクも高める。非喫煙状態と同等までがんリスクを低下させるために、20年以上の禁煙が必要だ。 (2)飲酒習慣:節酒
飲酒量を、エタノール量に換算し週に150g未満に抑えるのが理想的。日本酒1合はエタノール量に換算して23g、日本酒を1合、毎日飲むと1週間で摂取するエタノール量は161gになる。 (3)食習慣(塩分):塩蔵品を控える
塩分のとり過ぎにより、高血圧などの重大な疾患が引き起こされる。がん予防の観点から、特に塩分の高い塩蔵品(たらこ、すじこなど)の摂取を1週間に1回未満に抑えるのが望ましい。 (4)運動習慣:活発な身体活動
がんリスクを下げる身体活動量は、1日あたり男性が37.5メッツ・時以上、女性が31.9メッツ・時以上。 「筋肉労働や激しいスポーツを1時間以上+座位を8時間以上+"歩く、立つ"の状態を1時間未満+それ以外の睡眠など」を行うと、1日の身体活動量は37.5メッツ・時(エクササイズ)に相当する。 (5)適正な体重コントロール
適正なBMI(肥満度)の範囲は男性21以上~27未満、女性19以上~25未満。この範囲に収まるように体重を管理する。 5つの健康習慣によるがんリスクチェック(国立がん研究センター がん予防・検診研究センター予防研究グループ)
がんリスクチェック(国立がん研究センター がん予防・検診研究センター予防研究グループ)
日本人のためのがん予防法(研究者向け・医療従事者向け)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
糖尿病合併症の関連記事
- 「糖尿病とともに生活する人々の声をきく」開催報告を公開 医療従事者と患者が活発に対話 日本糖尿病学会
- 糖尿病の人は胃がんのリスクが高い どうすれば対策できる? 胃がんを予防するための6つの方法
- 掃除や買い物などの家事も立派な運動? わずか20分の活動が糖尿病を改善 「座っている時間」を中断して体を動かす習慣を
- ブルーベリーが腸内環境を健康にして糖尿病や肥満を改善 メントールから抗肥満・抗炎症の化合物
- 糖尿病の人は腎臓病のリスクが高い 腎臓を守るために何が必要? 「糖尿病・腎臓病アトラス」を公開
- 楽しく歩きつづけるための「足のトリセツ検定」をスタート 糖尿病の人にとっても「足の健康」は大切
- 緑茶を飲んでいる人は糖尿病リスクが低下 心臓病や脳卒中が減少 緑茶は歯周病の予防にも良い?
- 「糖尿病網膜症」は見逃しやすい 失明の原因に 手遅れになる前に発見し治療 国際糖尿病連合などが声明を発表
- 植物性食品が中心の食事スタイルが糖尿病リスクを低下 心臓血管病・がん・うつ病のリスクも減少
- なぜ男性は女性よりも糖尿病リスクが高い? メカニズムを解明 男性はインスリンの働きを高める対策が必要