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2014年08月13日
野菜と果物のどちらを食べれば良いのか? 英米の研究で判明
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その結果、野菜や果物を多く食べている人は、全ての年齢層で、死亡率が低いことが判明した。
全死因による死亡率は、野菜と果物を1皿(ポーション)以下しか食べていない人に比べ、1〜3皿食べている人では14%、3〜5皿の人では29%、5〜7皿の人では42%低下した。
ロンドン大学の調査でも、1日に摂取する野菜の皿の数が増えるごとに、死亡率は16%減少するが、それに比べ果物の効果は低いという結果が出た。新鮮な果物を摂取した場合の死亡率の減少は4%にとどまっていた。
「野菜の方が、より健康増進の効果は高いことが判明しました。だからといって、果物を食べても意味がないというわけではありません。いろいろ取り混ぜて食べるのが理想です」と、オイボード氏は述べている。
果物にはビタミンや食物繊維などの栄養素が多く含まれている。1日1〜2皿(80〜160kcal)を目安に食生活に上手に取り入れると良いという。
野菜や果物の摂取量と死亡リスクの関係を調べたところ、野菜や果物を食べる量が1皿増えるごとに、死亡リスクは平均で5%ずつ減っていった。
フー教授らの研究では、野菜や果物を「1日5皿食べれば、効果を期待できる」という結果を導き出した。
現状では、英国では野菜と果物を十分に食べている人は4人に1人に過ぎないという。米国でも、成人では平均して野菜の推奨量の6割、果物の5割しか摂取できていないという。

■ 野菜をすぐに手に取れる場所に置いておき、いつでも食べられるようにする
■ 野菜を使ったサラダや炒め物などのレシピをいくつか知っておき、いつでも料理できるようにする。
■ 近所の野菜や果物を売っている売場を知り、野菜を入手しやすくしておく。スーパーだけでなく、八百屋などの小さな店も買い物リストに入れておくと、野菜や果物を安く手に入れやすい。
■ ジャガイモなどのイモ類や、そら豆などの豆類は炭水化物が多く、血糖値を上げやすいので、野菜とは区別する。サラダなどの加工食品にもジャガイモは入っている。
■ 野菜ジュースは野菜1皿に換算できる。ただし、野菜ジュースは野菜に比べ、不溶性食物繊維が少なく、栄養成分の一部が取り除かれており、野菜を摂取したときと同等の効果が得られないので注意が必要。
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