ニュース

2014年06月05日

認知症を簡単に早期発見 自分でできる認知症の気づきチェックリスト

キーワード
糖尿病合併症
 東京都は、高齢者本人や家族などが簡単に認知症を早期発見できるようQ&A方式の「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」を発表した。区市町村や医師会、医療機関などで配布している。
10項目の質問に回答すれば認知症リスクが分かる
 糖尿病者の人ではそうでない人に比べ、将来に認知症を発症する可能性が高まる。その原因はすべては解明されていないが、血糖値を調整するインスリンの作用が低下し、脳内のエネルギー代謝が悪化すると、神経細胞が死滅して認知症が進行する可能性があると考えられている。

 チェックリストは東京都健康長寿医療センターの監修により、医師・看護師による専門的な訪問調査をふまえて作成したもので、本人や家族など身近な方が、認知機能や生活機能の低下の有無を簡便に確認できる。

 「5分前に聞いた話を思い出せないことがあるか」、「バスや電車、自家用車などを使って一人で外出できますか」など10項目の質問に対し、それぞれ頻度や能力を4段階の中から選ぶ。レベルに応じて1〜4点が加算され、20点以上の場合は「認知機能や社会生活に支障が出ている可能性がある」として、地域の相談機関や医療機関へ相談することを推奨している。

 都内では認知症の高齢者数は、2013年の約38万人から、2025年には約60万人まで急増し、65歳以上人口の18.2%が認知症を発症すると予測されている。

 認知症の原因の約7割を占めるアルツハイマー病は、アミロイドβとタウタンパクという2種類のタンパク質が脳の神経細胞を破壊していく病気だ。2型糖尿病や脂質異常症、寝不足、ストレス、視力・聴力の低下などがアルツハイマー病のリスクになることが、最近の研究で明らかになってきた。

 認知症は、早期に発見して、早期に治療を開始すれば、よい状態を維持することにつながる。認知症の症状に思い当たるときには、医療機関を受診することが勧められる。どこを受診すればよいのかわからない場合には、近くの地域包括支援センターに相談すると、適切な医療機関を紹介してくれる。

知って安心 認知症 認知症の人にやさしいまち 東京を目指して(東京都)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

play_circle_filled ニュース記事の二次利用について

このページの
TOPへ ▲