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2013年09月26日
ジャンクフードはうつ病リスクを高める 健康的な食事で対策
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ハンバーガーやドーナツなど高カロリー・高脂肪の食品を食べすぎると、肥満や生活習慣病を発症しやすくなるだけでなく、メンタルヘルスの面でもうつ病が増えるなど悪影響が大きいことが明らかになった。
うつ病は世界的に増加しており、350万人が有病者だという。米国や英国では10人に1人以上がうつ病を発症しており、50〜54歳で発症する人が多いという調査結果がある。日本でもうつ病は急速に増えている。
野菜や果物、魚をよく食べる人でうつ病リスクが低下
加工肉や糖分の多い清涼飲料を大量に摂取している中高年の男性では、うつ病の発症が増える傾向があることが、東フィンランド大学の行った2件の研究で明らかになった。
「健康的な食事や運動によって、うつ病を予防できる可能性があることが、多くの研究者が指摘しています。今回の研究はそれを裏付けるものです」と、東フィンランド大学のアヌー ルースネン氏(栄養学)は言う。
過去の研究でも、うつ病を発症する人は食生活が不安定で、必要な栄養素を十分に摂取していない傾向があることが指摘されていた。今回の研究は、生活スタイルがメンタルヘルスに直接に影響することを示したものだ。
1件目の研究は、「クオピオ心臓病危険因子研究」に参加した2,000人以上の中高年の男性を対象に、13年追跡して行われた。研究チームは、参加者に食生活や食事についてアンケート調査を行い、食品頻度質問票を用いて食事内容を記録した。国立病院の退院登録よりうつ症例に関する情報も得た。
野菜、果物、ベリー類、全粒粉、魚、低脂肪チーズなどは、肥満や2型糖尿病などを予防・改善する健康的な食事とされている。こうした食事は、うつ病の予防にも効果的であることが明らかになった。
一方で、加工肉、ソーセージ、糖質の多い清涼飲料やデザート、ポテトチップなど高塩分のスナック類、高脂肪のジャンクフードをよく食べる人では、うつ病の発症が増えることが判明した。
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[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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