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2009年01月15日
脳卒中が起きたら2時間以内に病院へ 市民講座で呼びかけ
- キーワード
- 市民公開講座
[日時] 2009年1月11日(日)
[場所] 都市センターホテル
[内容]
1. 基調講演:脳卒中にかからないために
山口武典(日本脳卒中協会理事長、国立循環器病センタ−名誉総長)
2. 脳卒中を乗り越えて
小林完吾(アナウンサー)
3. 運動のすすめ
三浦雄一郎(プロスキーヤー、クラーク記念高等学校長)
脳卒中は高齢になるほど発症率が高くなる。日本の高齢人口は急速に増加しており、高齢者人口は2025年には、65歳以上が27%に、75歳以上が15%に達すると予測されている。脳梗塞は軽症であっても、運動
脳卒中には、脳血管が詰まる脳梗塞、脳内の細い血管が破れて出血する脳出血、脳動脈瘤が破れて脳表面に出血するクモ膜下出血がある。このうち脳梗塞は、動脈硬化で脳の血管が狭くなったり、心臓などから血栓(血液の塊)がはがれて流れてきて、脳の血管が詰まる病気。脳細胞に酸素や栄養が送られないと細胞が死んでしまい、後遺症や死亡につなが
1 手始めに 高血圧から 治しましょう
2 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4 予防には タバコを止める 意志を持て
5 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6 高すぎる コレステロールも 見逃すな
7 お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8 体力に 合った運動 続けよう
9 万病の 引き金になる 太りすぎ
10 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
医療機関での脳卒中の検査としてはCTやMRIが行われる。このうちMRI(磁気共鳴診断装置)による検査は、古い小さな脳梗塞(無症候性脳梗塞)や、破裂しそうな動脈瘤、細くなって詰まりそうな血管なども発見できる。脳卒中にかかりやすいかは、健康診断を毎年受けることである程度知ることができる。
tPAには発症から「3時間以内に投与」にという条件がある。病院に到着後、画像診断や血液検査などに要する時間を差し引くと、発症から医療機関への搬送は「2時間以内」が求められる。実際には、発症2時間以内にtPA治療を実施できる医療機関に到達できた患者は少なく、実際に受けているのは患者の数%にすぎない。そのため、迅速に治療できるようにする医療体制の整備が求められている。
小林さんは「歳をとると体力が衰えていくのは自然なこと。脳卒中を発症する前は、自分には関係のないことだと思っていた。健康で幸せに暮らすために自分の意志が大切。皆さんにも健康で幸せな人生を送ってほしい」と明るく力強く語った。
プロスキーヤーでクラーク記念高等学校校長の三浦雄一郎さんは「運動のすすめ」と題し講演。三浦さんは不整脈を克服し、2008年5月に当時75歳でエベレスト登頂を成功させ、大きな話題を呼んだ。2003年にはエベレストに世界最高齢の70歳で登頂を果たしており、70歳を過ぎてから高血圧、高血糖、不整脈の手術を乗り越え、2回目の登頂を実現した。
70代という年齢では手術術に普通の生活に戻ることすら大変だというのがこれまでの常識。「それを75歳でエベレストに登ったことで、人類の進歩と評された。病気に苦しんでいる多くの人に、やればできるという夢をもってもらえれば嬉しい。協力してくれた方々に感謝している」。
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