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2008年04月21日

日本肥満症治療学会が設立 第1回総会を6月に開催

 日本肥満症治療学会が昨年設立され、第1回総会が今年6月に東京都港区で開催される。市民公開講座「あきらめないで!! 肥満症治療」も開催される。

 肥満症はさまざまな合併症を引き起こし、重大な健康障害をもたらす。高度な肥満患者でその傾向が特に強い。肥満症は世界的に増加しており、日本でも深刻化している。

第1回日本肥満症治療学会総会
日 時2008年6月14日(土)-15日(日)
場 所ニッショーホール(日本消防会館)
東京都港区虎ノ門2丁目
情報掲載ページ

市民公開講座「あきらめないで!! 肥満症治療」―内科、外科、精神科、皆でサポート

日 時6月15日(日)16:00-18:00
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 肥満症の治療には、(1)食事療法、(2)運動療法、(3)行動療法、(4)薬物療法、(5)外科的治療法がある。こちらを個々の患者の特性をみながら、総合的な見地で、またチーム医療で継続的・総合的に行う体制づくりが急がれている。同学会の設立により日本の肥満症治療の礎を築きたいとしている。

 第1回日本肥満症治療学会総会は、今年6月14日(土)と15日(日)に、東京のニッショーホール(日本消防会館)で開催される。内科領域、外科領域、精神科領域の医師をはじめ、管理栄養士、臨床心理士、薬剤師などの積極的な参加を呼びかけている。

 15日には肥満症患者や家族を対象に市民講座も開催される。内科、外科、精神科の医師を中心とした医療従事者によるチームで、患者と医師の双方がコミュニケーションを図りながら取り組む新しい肥満症治療について解説する。

日本肥満症治療学会
http://plaza.umin.ne.jp/~jsto/

肥満症とメタボリックシンドローム
 日本を含め世界中で肥満症や腹腔内に脂肪がたまるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が増加している。食べ過ぎや運動不足といった生活習慣の変化が主な原因だとみられている。
 肥満症やメタボリックシンドロームがあると、高血圧、2型糖尿病、脂質異常症などを発症しやすくなり、動脈硬化が進みやすくなる。結果として心疾患や脳卒中などの死亡率の高い深刻な病気につながる。
 予防と対策を促進するために医学会や行政などが協力し、長期的戦略を構築することが求められている。肥満症やメタボリックシンドロームが増えた要因は不健康な生活習慣なので、社会全体が改善のための適正な知識をもつことも必要。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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