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2007年07月25日

トマトはリコピンなど抗酸化ビタミンが豊富

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食事療法
 トマトは夏野菜を代表する食品。生で食べても加熱して調理してもおいしい。低エネルギーであるだけでなく、からだに良い効果も期待できる。
うま味成分のグルタミン酸

リコピンは脂溶性なので、油とともに摂取すると吸収性が高まる。地中海諸国では、トマトをオリーブオイルとともに調理する料理が多い。オリーブオイルには、不飽和脂肪酸であるオレイン酸が多く含まれる。
 トマト1個(200g)当りのエネルギー量は38kcalぐらい。トマトに特徴的にみられる栄養成分は、ビタミンC、食物繊維、リコピン、β-カロテンなど。トマト(生)100g当りに、ビタミンCが15mg含まれている。これは、レモン1個のビタミンC(20mg)に比べても多い。

 トマトにはもうま味成分であるグルタミン酸が、野菜のなかで特に多く含まれている。多くの食材といっしょにトマトを加熱調理すると、相乗効果でおいしさが倍増する。料理に利用しやすい野菜なので、トマトを使った料理は世界にたくさんある。野菜に含まれるビタミン類は、煮たり、炒めると失われるものが多いが、トマトに含まれる栄養素は加熱調理することで、むしろ摂取量が増えるものが多いというメリットがある。

 水溶性と不溶性の食物繊維もバランス良く含まれている。食物繊維には、食後の血糖上昇を抑える効果や、血液中のコレステロール増加を防ぐ効果など、からだに良い大切なはたらきがある。トマト1個を食べれば食物繊維を2gほどとれる。食物繊維は1日に20〜25g食べるのが望ましい。

トマトの赤い色素はリコピン
 野菜などなどに含まれる赤や黄色の色素を総称してカロテノイド(色素)といい、β-カロテン、リコピンもそれに含まれる。カロテノイドは体内でビタミンAに変えられる。トマトの赤い色はリコピンによるもので、赤色の濃いトマトほどリコピンは多く含まれる。体内で抗酸化ビタミンとして働くので、虚血性心疾患やがんなどの生活習慣病の予防や、動脈硬化の予防、脂質異常の改善などの効果が期待されている。

 トマトは古くから健康に良い食品として知られ、「赤いトマトは医者を青くする」ということわざがあるほど。世界でトマトの摂取量が多いのは地中海沿岸諸国。なかでも南イタリアは、トマトやオリーブオイルを使ったメニューが多い。この地域では動脈硬化が要因となる心疾患が少ない。トマトを中心とした緑黄色野菜や魚などを、オリーブオイルとともにバランス良く調理することが、こうした病気の発症を少なくしていると考えられている。

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[ Terahata ]

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