低血糖というのは、文字通り血液中の糖が不足する状態です。
高血糖が体中の血管のダメージを与えるのが糖尿病の特徴ですが、
糖尿病患者はこの低血糖にも気を配らなければなりません。
糖尿病患者は投薬、食事制限、運動などを行って
血糖を下げる努力をしております、しかしやはりそのコントロールは
容易ではなく、時としては下がりすぎることもあるのです。
私は以前2種類の薬を使用していましたが、
どうやらひとつ作用が強すぎる錠剤がありまして、
朝食が軽い日などは決まって低血糖状態に陥りました。
症状としてはまず下半身から寒気が上がってきます。
その次に異常な空腹と手先の震えで何も手に付かなくなります。
まぁ、ここらへんでブドウ糖、砂糖などの入った飲み物などをとれば、
数分後にはなんの問題もなく寒気や震えは止まります。
ある程度慣れれば、慌てることなく冷蔵庫に走りコーラやジュースなどで
対処してましたが、最初はやっぱりびっくりしましたね。
高血糖で困っている糖尿病患者にとって低血糖は願ったり叶ったりと
思われるかもしれませんが、実はこれ厄介なものらしいです。
私はせいぜい震えや寒気までですが、対処が遅れると昏睡に至るそうで、
さらにそのまま放置するなら最悪「死」まであるということ。
さっさとコーラをがぶ飲みするに越したことありません。
また何度も低血糖状態を引き起こしていると
しまいに脳にダメージを与えることもあるそうなので
気をつけなければならないのです。
血糖は高くても低くてもアカン!ってことなのです。
ちなみに私は現在低血糖を起こしやすい方の薬は処方されておらず
1種類の薬でなんとか間に合っています。
編集部より:
このコーナーは、2型糖尿病患者であるgonzuiさんが、ご自身の体験をもとに糖尿病の体験記をマンガで表現し、同じ2型患者さんと悩みを共有し、ご理解いただければ、という目的で制作したコンテンツです。
よって、本内容については、個人の体験をもとにしているため、全ての2型糖尿病患者さんにあてはまらない内容も含んでおります。また、1型糖尿病患者さんを想定したものではありません。
患者さんの体験や感情をストレートに表現した内容には、誤解を生む表現や不愉快と感じる表現もあるかと存じますが、あらかじめご了解の上、ご覧ください。