この「糖尿病」の不思議なところは、なる人はなるし、
ならない人はならないってことですね、
そりゃ人それぞれ、体質だの生活習慣だのありますから、
当然といえば当然ですが、医学会やマスコミなどの啓蒙活動をみると、
やれメタボリックだの痩せろだのと煽って
糖尿病予防を呼びかけていますが、
実際問題それと同じくらい「遺伝」の大きさも無視できないと思います、
しかしなかなかそれに言及する媒体は少ないですね。
もちろん親族などに糖尿病患者がいるからと言って
必ず発症するわけではありませんが、
あまりにも生活習慣の改善だけに偏っているような気がします、
そしてそのような啓蒙の弊害が「糖尿病」=「ぜいたく病」の図式です、
これだけ情報が溢れている社会で、未だにこの図式で
糖尿病を語る人がいますし、
患者自身ですら、この「糖尿病」=「ぜいたく病」という呪縛に縛られて
周りに隠しながら治療している人もいます。
実際はいくらきちんとした生活習慣を送っていても発症する人はいるし、
遺伝による作用が大きい例も多いそうです。
ちなみに、?型糖尿病は突然急激に膵臓のインスリン機能が失われる病気で
?型糖尿病とは全く違う病気だそうです。
前回取り上げた「糖尿病」という名前の問題もそうですし、
ぜいたく病というくくりもこの病気の本質を霞ませる要因だと
思っています、「遺伝と生活習慣」この両輪で語らなければ
糖尿病への理解は難しいのかなと感じますね。
ちなみに私は典型的な?型糖尿病故、ぜいたく病と言われることには、
「スンマセン」というしかありませんが、、、、、
編集部より:
このコーナーは、2型糖尿病患者であるgonzuiさんが、ご自身の体験をもとに糖尿病の体験記をマンガで表現し、同じ2型患者さんと悩みを共有し、ご理解いただければ、という目的で制作したコンテンツです。
よって、本内容については、個人の体験をもとにしているため、全ての2型糖尿病患者さんにあてはまらない内容も含んでおります。また、1型糖尿病患者さんを想定したものではありません。
患者さんの体験や感情をストレートに表現した内容には、誤解を生む表現や不愉快と感じる表現もあるかと存じますが、あらかじめご了解の上、ご覧ください。