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2026年03月26日
リスク多い早朝高血圧 ~家庭で朝、血圧測定を(帝京大 浅山敬教授)~
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血圧は一日の中で緩やかに変動し、夜間は低く、朝の起床直前に上昇する。この時間帯に血圧が高い「早朝高血圧」は、心筋梗塞や脳梗塞など循環器疾患の発症リスクを高める。日本高血圧学会・早朝高血圧徹底制圧プロジェクトの推進メンバーで、帝京大医学部(東京都板橋区)衛生学公衆衛生学講座の浅山敬教授は「家庭で早朝の血圧を測ることで、早期発見と治療につながります」と呼び掛ける。

血圧の測り方
◇家庭血圧を重視
診察室での血圧が収縮期140mmHg以上、拡張期90mmHg以上、家庭での血圧が同135mmHg以上、同85mmHg以上の場合、高血圧と診断される。高血圧は脳卒中や心筋梗塞、心不全、大動脈解離など循環器疾患の最大のリスクであり、腎臓病、不整脈、認知症の発症にも関連する。
家庭での朝の収縮期血圧が高いと、脳卒中と冠動脈疾患のリスクが高まることが明らかになっている。「朝の家庭血圧は重篤な循環器疾患の発症を予測できる重要な指標です。医師や看護師の前だと血圧が上がる『白衣現象』の影響もなく、日常の状況を把握できる家庭血圧が重視されています」
◇収縮期130未満に
浅山教授によると、日本では成人の約半数が高血圧で、そのうち半数は未治療、治療中でも半数は血圧管理が不十分だという。この現状を踏まえ、日本高血圧学会では「『血圧朝活』キャンペーン」を展開し、収縮期血圧130mmHg未満を目標に家庭での朝の血圧測定を習慣化するよう促している。
「まずは職場や薬局、公共スペースやスポーツジムなどに設置された血圧計を使ってみましょう。収縮期血圧130mmHg以上なら、家庭で朝の血圧を定期的に測定し、平均値が130mmHg以上の場合は生活習慣の改善を。高い血圧が続く場合は、必ず医療機関を受診してください」
同学会は、薬局や家電量販店などで正式に販売されている上腕カフ式の家庭血圧計の使用を推奨している。正確に測定するためには、静かで適温の室内で、起床後1時間以内、排尿後、服薬前、朝食前、座位で1~2分安静にしてから測定することが重要だ。「毎朝の家庭血圧を知ることは、命を守る第一歩です。冬場は特に血圧が上がりやすく、測定習慣が重症化予防につながります」と浅山教授は強調する。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
[時事通信社 2026年3月26日]
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