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2022年12月07日
リアルタイムCGMが糖尿病の血糖管理を向上 「Dexcom G6」はインスリン注射を行うすべての患者が利用可能に
- キーワード
- 1型糖尿病 インスリンポンプ/CGM 医薬品/インスリン
テルモは12月1日付で、持続グルコースモニタシステム「Dexcom G6 CGMシステム(Dexcom G6)」の保険適用区分に「C150 血糖自己測定器加算」が追加され、保険算定の対象が広がったことを発表した。
この適用拡大により、より多くの患者が「Dexcom G6」を活用できるようになる。効果的な糖尿病の日常管理を行えることを目指すとしている。
CGMシステムを活用し、より効果的な糖尿病の日常管理を目指す
低血糖を回避しつつ血糖コントロールを行うため、インスリン療法を行っている糖尿病患者は、厳密に自身の血糖変動について把握する必要がある。 「Dexcom G6」は、腹部にセンサーを貼り付けて、グルコース濃度を連続的に測定する医療機器。測定値は5分おきに自動的にモニターまたは専用アプリをインストールしたスマートデバイスに送信され、グルコース濃度の変動をリアルタイムに確認できる。また、グルコース濃度が設定した目標範囲外になったことを通知する機能や、20分後に低血糖になる可能性を予測してアラートを出す機能も有している。Dexcom G6 CGMシステム
スマートデバイスで測定値を確認(イメージ)
詳しくは医療従事者向けに公開している「糖尿病リソースガイド」でご覧ください
関連情報日本糖尿病学会が「リアルタイムCGM適正使用指針」改訂版を公開 リアルタイムCGMは血糖管理を向上させる有用なツール (糖尿病リソースガイド)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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