ニュース
2016年11月21日
「1型糖尿病の子どもの法律相談ダイヤル」(無料)を11月25日に開設
- キーワード
- 1型糖尿病
エクセルエイド少額短期保険は、1型糖尿病の子どもや家族のための「1型糖尿病の子どものための法律相談ダイヤル」サービスを11月25日(金)に開設する。同サービスは「弁護士法人パートナーズ法律事務所」と共同で、無料の法律相談サービスとして提供される。
無料の法律相談ダイヤルを11月25日に開設
1型糖尿病は主に自己免疫疾患が原因で膵臓のβ細胞が破壊されることで発症する。肥満や生活スタイルと関係なく発症し、インスリン分泌が絶対的に欠乏するので、生命維持のためにインスリン療法が不可欠となる。
1型糖尿病の幼児が病気を理由に幼稚園、保育所から「入園拒否」される問題が増えている。今回の「1型糖尿病の子どものための法律相談ダイヤル」は、そうした幼児や家族をサポートするために開設されるもの。
インスリン注射やインスリンポンプでインスリンを体外から補充し、血糖値を適切にコントロールすれば、運動や食事を制限する必要はない。インスリン注射や血糖測定などは医療行為で、幼児自身や保護者が行うことができる。しかし、「前例がない」などの理由で入園を認めてもらえず、「病気について理解が得られていない」と悩む患者・家族が少なくない。
「1型糖尿病の子どものための法律相談ダイヤル」は、1型糖尿病であることによりさまざまな生活上の不利益を被っている子どもたちや家族のため、CSR(社会貢献活動)の一環として、無料の法律相談を受け付けるもの。子ども以外でも、1型糖尿病の療養生活と法律について悩んでいる患者や家族は誰でも相談できる。
初回の受付日は、11月25日(金)、受付時間は午前中(9:00から12:00まで)となっており、相談はフリーダイヤル(0120-307-133)で受け付けられる。
エクセルエイドは糖尿病患者向けに「糖尿病保険」を扱っている保険会社。糖尿病でも入れる医療保険「糖尿病保険」と「糖尿病保険プラス」、糖尿病でも入れる生命保険(死亡保険)「糖尿病保険ライフ」「糖尿病保険ミニ」「糖尿病保険フラット」などの保険を販売している。
「糖尿病を発症し、糖尿病合併症に備えて保険が欲しい」という要望に応える保険はこれまで限られていた。病状が進行した段階で医療機関に行き、合併症をおそれて保険に入ろうとしても手遅れだ。生活改善をする決意が本人にあっても、ほとんどの保険会社で加入が認められない。
そうした場合に対応する保険が「糖尿病保険」だ。糖尿病・合併症、歯周病の他、契約日以後発生のほかの病気、ケガによる入院・手術を保障してくれる。
エクセルエイドの糖尿病保険の特徴は以下の通り――1 糖尿病や合併症を発症していても加入できる。
(糖尿病の1型・2型・妊娠糖尿病などタイプ、原因を問わない)
2 告知は3項目だけ。医師の診査も必要ない。
3 0歳3ヵ月から満89歳まで加入できる。 糖尿病保険のエクセルエイド
1型糖尿病の子どものための法律相談ダイヤル
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
1型糖尿病の関連記事
- 「糖尿病とともに生活する人々の声をきく」開催報告を公開 医療従事者と患者が活発に対話 日本糖尿病学会
- インスリンを飲み薬に 「経口インスリン」の開発が前進 糖尿病の人の負担を減らすために
- 1型糖尿病の人の4人に1人が摂食障害? 注射のスキップなど 若年だけでなく成人もケアが必要
- 1型糖尿病の根治を目指す「バイオ⼈⼯膵島移植」 研究を支援し「サイエンスフォーラム」も開催 ⽇本IDDMネットワーク
- 1型糖尿病患者に「CGM+インスリンポンプ」を提供 必要とする人が使えるように 英国で5ヵ年戦略を開始
- 【座談会】先生たちのSAP体験談2 インスリンポンプの新機能を使って
- 日本IDDMネットワークが「1型糖尿病医療費助成事業」を開始 25歳までの成人の1型糖尿病患者の医療費を助成
- 1型糖尿病の人が「糖質制限ダイエット」に取り組むと血糖値が改善 極端な糖質制限は勧められない
- 1型糖尿病の新しい治療法を開発 インスリンを産生する膵臓のβ細胞を保護
- 1型糖尿病の小児患者のインスリン分泌能の低下を抑制 インスリンを産生するβ細胞を保護