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2010年06月23日
薬の実態調査「53%が処方薬とサプリを併用」 危険な飲み合わせも
- キーワード
- 医薬品/インスリン
保険薬局を利用した患者の半数以上が処方薬とサプリメントを併用しており、処方薬を含め平均8種類の薬剤を服用している― ―。 高齢者を対象に実施した薬の飲み合わせなどに関する調査で、こんな実状があきらかになった。
患者の6割が5種類以上の薬剤を服用
この研究「ブラウンバッグ運動−薬局薬剤師による服用薬の包括的な併用実態調査」は、東京大学の草間真紀子助教(薬学系研究科医薬品評価科学)と日本薬剤師会が共同で実施したもの。
調査の対象となった患者の背景因子
65〜75歳(37.0%)、75歳以上(53.3%)
「薬局薬剤師による服用薬の包括的な併用実態調査」
高血圧 | 58.5% |
高脂血症 | 34.1% |
胃炎・胃潰瘍 | 23.2% |
心臓病 | 17.9% |
骨粗鬆症 | 17.1% |
糖尿病 | 13.2% |
「薬局薬剤師による服用薬の包括的な併用実態調査」
薬剤師の服用薬チェック 大多数の患者は好意的
米国でも同様な調査が行われており、中高齢者の9割はなんらかの医薬品やサプリメントを利用しており、処方薬とOTC薬の併用は46%、処方薬とサプリメントの併用は52%という結果が示されているという。
研究者らは「医療医薬品を一般用医薬品に転用したスイッチOTCも増えている。医師の処方せんが必要な処方薬間での相互作用の問題だけでなく、処方薬とOTC薬、処方薬とサプリメントなどの飲み合わせにも十分に注意する必要がある」と述べていα-リポ酸の摂取で低血糖 サプリや健康食品として販売(糖尿病NET) ブラウンバックでおくすりチェック!(広島県薬剤師会)
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「ブラウンバック運動−薬局薬剤師による服用薬の包括的な併用実態調査」報告書(日本薬剤師会)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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