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2020年06月18日

インスリン カートリッジ製剤とペン型注入器の誤った組合せに注意 インスリンを正しく注射できなくなるおそれが

 インスリン カートリッジ製剤とペン型注入器を間違った組み合わせで使用したことで、低血糖や高血糖などの副作用が生じた事例が報告されていると、注意が呼びかけられている。
装着時・注射前にカートリッジ製剤とペン型注入器を確認
 糖尿病患者がインスリンを自己注射する際、カートリッジ製剤とペン型注入器を、誤って異なる製薬メーカーの製品と組み合わせて使用し、低血糖や高血糖などの副作用が生じた事例が多数報告されている。

 カートリッジ製剤とペン型注入器は、必ず同じ製薬メーカーの指定された製品を組み合わせる必要がある。

 日本糖尿病学会は医療従事者に対し、適切な使用を患者に指導するよう求めている。関連する製薬メーカーも患者に適正使用をするよう呼びかけている。

 インスリンのカートリッジ製剤とペン型注入器との誤使用に関する注意を呼びかけているのは、日本イーライリリーとサノフィ。

 次のように注意を喚起している――。

「インスリン カートリッジ製剤とインスリン ペン型注入器は、正しい組合せでお使いください」。

「他社の製剤・注入器と間違って組合せて使用することで、正しくインスリンを注射できなくなり、低血糖や高血糖などの健康被害が起こる可能性があります」。

「異なるメーカーの複数のインスリン カートリッジ製剤やインスリン ペン型注入器を使用する患者さんでは誤装着を起こす可能性が高くなるため、患者さんへの十分なご説明をお願いいたします」。

 両社は、装着時および注射前に、必ずインスリン カートリッジ製剤の薬剤名を確認するよう、患者にも呼びかけている。

医療機関の先生方へ

日本糖尿病学会 患者向け資料も公開されている。

関連情報

インスリンポンプ・ SAP・CGM情報ファイル

インスリンポンプ・ SAP・CGM情報ファイル
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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