ニュース
2017年10月17日
インスリン100倍量を投与した事故が発生 医療機能評価機構
- キーワード
- 医薬品/インスリン
インスリン1単位は0.01mLであることを周知しておらず、誤って1mL(100倍量)を患者に投与してしまった――こうした事例が、2012年1月から2017年8月までに3件報告されていることが、日本医療機能評価機構の調べで明らかになった。
インスリンのバイアル製剤を使用するときは、専用注射器の使用の徹底を
日本医療機能評価機構は、注意すべき医療事故やヒヤリハット事例の内容をまとめた「医療安全情報」を毎月公表している。10月16日に公表された「No.131」では「インスリン単位の誤解(第2報)」がテーマとなった。
インスリンのバイアル製剤は、「1単位は0.01mL」であることを周知しておらず、1単位=1mLと誤解し、100倍量を投与してしまう事故が発生している。
医療安全情報 No.131「インスリン単位の誤解(第2報)」
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
医薬品/インスリンの関連記事
- 注射だけでない未来へ「飲むインスリン」研究のいま
- GLP-1受容体作動薬で痩せるには生活習慣改善が大切
- 糖尿病と肥満症への対策を世界に呼びかけ 肥満は糖尿病に影響 治療は進歩 国際糖尿病連合
- 人気のバービー人形に1型糖尿病のモデルが登場 1型糖尿病への理解と認知を世界に拡大
- 【夏はビールの飲みすぎにご注意】軽度の飲酒は糖尿病リスクを低下? ノンアルコール飲料を利用し飲酒量を減少
- 糖尿病の治療薬メトホルミンが長寿に関係 老化を遅らせ寿命を延ばす薬に期待
- 【1型糖尿病の最新情報】幹細胞から分化した膵島細胞を移植 インスリンが不要になり重症低血糖もゼロに
- 【1型糖尿病の最新情報】発症からインスリン枯渇までの期間を予測 より効果的な治療を期待 日本初の1型糖尿病研究
- 肥満のある人が体重を減らすと糖尿病リスクは大幅減少 中年期の体重管理は効果が高い 血糖値を下げる薬を止められる人も
- GLP-1受容体作動薬がアルコールの飲みすぎを抑えるという研究を発表 飲酒量が68%減少

医療・健康情報グループ検索