ニュース
2012年11月30日
インスリンは低温に弱い 冬場の保管方法
インスリンやGLP-1受容体作動薬は、持ち歩くことを想定して品質の安定がはかられているが、基本的にタンパク質なので熱による変性が起こりやすい。タンパク質は高温でも低温でも変性するので、寒い冬にも注意が必要となる。



冷蔵庫に入れないインスリンも、熱や光の当たらない、また凍らせるおそれのない場所に保管してください。

冷蔵庫から出し入れすることによって、注入器の内部に結露がおこり、故障の原因となることがあります。冷蔵庫で保管しないでください。
旅行に持っていく場合は、飛行機の貨物室などは、極端に高温または低温になるおそれがあるので、バックなどに入れ機内に持ち込みましょう。

詳しくは医療スタッフ向けサイト「糖尿病リソースガイド」をご覧ください。
インスリン・GLP-1受容体作動薬の使用期限
※各製剤の添付文書による
ノボラピッド注フレックスペン 外箱及び本体に表示の使用期限内に使用すること。 ヒューマログ注ミリオペン 外箱等に表示。 アピドラ注ソロスター 使用開始後4週間は安定である。[使用時の安定性試験(25℃)に基づく。] レベミル注フレックスペン 外箱及び本体に表示の使用期限内に使用すること。 ランタス注ソロスター 使用開始後4週間を超えたものは使用しないこと。[使用時の安定性試験に基づく。] ノボラピッド30ミックス注フレックスペン 外箱及び本体に表示の使用期限内に使用すること。 ヒューマリン3/7注ミリオペン 使用期限:外箱等に表示。 ビクトーザ皮下注 使用開始後は室温に保管し、30日以内に使用すること。 バイエッタ皮下注 使用開始後30日以内に使用すること。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
おすすめニュースの関連記事
- 【Web講演を公開】2月は「全国生活習慣病予防月間」
今年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」 - 糖尿病患者さんと医療スタッフのための情報サイト「糖尿病ネットワーク」がトップページをリニューアル!
- インスリン注射の「飲み薬化」を目指すプロジェクトが進行中!ファルストマと慶応大学の共同研究による挑戦[PR]
- 小倉智昭さんが当事者として腎臓病のことを医師に質問!
- 世界の8億人以上が糖尿病 糖尿病人口は30年で4倍以上に増加 半分が十分な治療を受けていない
- 【世界糖尿病デー】糖尿病の人の8割近くが不安やうつを経験 解決策は? 国際糖尿病連合
- 【インフルエンザ流行に備えて】糖尿病の人は予防のために「ワクチン接種」を受けることを推奨
- 【11月14日は世界糖尿病デー】世界の5億人超が糖尿病 「糖尿病とウェルビーイング」をテーマに参加を呼びかけ
- 特集コーナー『腎臓の健康道~つながって知る、人生100年のKidney Journey~』を公開
- 【座談会】先生たちのSAP体験談2 インスリンポンプの新機能を使って