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2011年03月17日
【東日本大震災1】 糖尿病学会と協会が緊急情報を公開 製薬各社も対応
3月11日に発生した東日本大震災とその後の津波により各地が被災し、東北地方を中心に甚大な被害が発生しています。
地震の被害に遭われた皆さまに、あらためて心よりお見舞い申し上げます。被害を受けられた方々の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。 医療機関に行く際には、利用している医薬品(あるいは医薬品名がわかるもの)、日本糖尿病協会が発行する糖尿病連携手帳、お薬手帳などがあれば持参することが勧められています。ふだん利用している薬の名前、用量、用法などを把握し、医療者に伝えられることが重要です。
地震の被害に遭われた皆さまに、あらためて心よりお見舞い申し上げます。被害を受けられた方々の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。 医療機関に行く際には、利用している医薬品(あるいは医薬品名がわかるもの)、日本糖尿病協会が発行する糖尿病連携手帳、お薬手帳などがあれば持参することが勧められています。ふだん利用している薬の名前、用量、用法などを把握し、医療者に伝えられることが重要です。
厚生労働省
日本糖尿病学会
日本糖尿病学会は、3月13日付けで日本糖尿病学会事務局に対策本部を設置しました。被災地でインスリンが入手困難になった糖尿病患者が、主治医に連絡できない、避難先で対応できない場合などの連絡先となる相談窓口の電話番号を、インターネットで公開しています。
窓口が設置されている医療機関・電話番号
相談できるのは原則として患者本人で、関係者が相談する場合は、相談前になるべく以下の情報を準備するよう呼びかけられています。
1)糖尿病の病型(1型、2型など)
2)使用しているインスリン製剤の名称(ノボリンR、ヒューマログ、ランタスなど)と注射している単位数
(とくに断りのない限り、上記連絡先電話番号での対応は日中のみとなります)
1)糖尿病の病型(1型、2型など)
2)使用しているインスリン製剤の名称(ノボリンR、ヒューマログ、ランタスなど)と注射している単位数
宮城県 |
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仙台市 東北大学病院糖尿病代謝科 電話 022-717-7611(9時〜17時) ※東北大学連絡先は相談のみで外来診療はありません 東北労災病院 電話 022-275-1111(月〜金、9時〜12時)(緊急の場合は午後も可) |
福島県 |
福島市 福島県立医科大学 電話 024-547-1206 福島赤十字病院 電話 024-534-6101(月〜金、8時30分〜17時) 会津若松市 福島県立会津総合病院(福島県立医科大学会津医療センター準備室) 電話 0242-27-2151 いわき市 総合磐城共立病院 電話 0246-26-3151 |
茨城県 |
水戸市 那珂記念クリニック 電話 029-353-2800(月〜土、9時〜17時)(ただし水曜午後・土曜午後を除く) 西山堂病院 電話 0294-72-5121(月・水・金、14時〜18時) 日立市 日立総合病院 電話 0294-23-1111 ※日立総合病院連絡先は相談のみで 外来診療はありません |
日本糖尿病協会
日本糖尿病協会は災害対策支援チームを設けました。インスリンや血糖自己測定機材の供給について、同協会企業委員会に災害対策支援チームを設置し対策を講じると、3月14日付けで公表しました。専用フリーダイアルも設けました。
日本糖尿病協会ホームページに、被災各県における受診可能医療機関情報・インスリン入手可能な医療機関情報や糖尿病患者が避難生活を送る上での注意点が掲載されています。
日本糖尿病協会災害対策支援チーム
電話 0120-151-721
日本糖尿病協会は、東日本大震災で被災した地域の糖尿病診療支援のために医療チームを派遣することを決めました。参加を検討している医療者に、日本糖尿病協会事務局(Tel 03-3514-1721)まで連絡するよう呼びかけています。
電話 0120-151-721
国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター
被災した各県の診療中の医療機関と臨時診療所等の情報(一般診療)について、情報を公開しています。
日本透析医会
日本透析医会は、インターネットで公開している「災害情報ネットワーク」上で、透析医療機関の(1)透析の可否、(2)被災の有無、(3)透析室貸出可能病床、(4)透析受入可能状況、(5)その他不足物品や連絡事項等を各施設で登録しています。
インスリン製剤・インスリンポンプ
ノボ ノルディスク ファーマの工場は福島県郡山市にありますが、地震による被害は受けておらず、生産体制に問題は出ていないとしています。
緊急物資に指定されているインスリン(専用注射針を含む)などの在庫は郡山工場と埼玉県八潮市の物流センターにあり、今回の地震によるダメージはなく、在庫も通常の量を確保しています。また、生産機械、保冷倉庫は正常に稼動しています。
厚労省が定める防災業務計画に従い、速やかにインスリンなどの医薬品を供給するとしています。
日本イーライリリーは13日付で、同社のインスリン製剤やGLP-1受容体作動薬など、保冷が必要な医薬品が停電、破損、水没などにより使用できなくなった場合に、無償交換すると発表しました。交換はかかりつけの医療機関に問い合わせるよう呼びかけています。
サノフィ・アベンティスは14日付で、インスリンの生産・在庫は十分量を確保しており、通常通りの物流を維持すると発表しました。今後、被災地と周辺地域へインスリンを安定供給できるよう対処します。また、相談窓口を延長して設置し、同社のインスリン製剤の供給や使用方法などについての相談を受け付けています。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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