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2011年02月22日
春野菜の季節がきた 春の野菜は香りや栄養価が高い
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- 食事療法

寒さがやわらぎ、色とりどりの花や緑の新芽がみられるようになってきた。この季節に出回る春野菜のみずみずしい鮮やかな緑色は、春らしさを感じさせる。
野菜は低カロリーで、ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含まれる。多くの研究で野菜を多く食べると脳卒中や心臓病、がんにかかる確率が低下することが示されている。
野菜は低カロリーで、ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含まれる。多くの研究で野菜を多く食べると脳卒中や心臓病、がんにかかる確率が低下することが示されている。
春の野菜には、春キャベツ、新たまねぎ、たけのこ、菜の花、セロリ、アスパラガス、ブロッコリーなどがある。春に収穫する野菜は、みずみずしく柔らかいので、サラダなど生食にも適している。新芽などのやわらかいところを食べるものも多く、これから成長するための栄養を凝縮しているため、栄養価がとても高いのが特徴。
春野菜は香りも楽しみのひとつ。特有の香りや苦味をもつものが多い。よもぎやみつばなどの香りは精油成分によるもの。
暖かくなり体も活発に動き出すこの時期には、ほのかな苦味や香り豊かな春野菜が体に刺激を与え、活性化することが期待できる。その土地の季節に合ったものを食べることこそ、食による健康づくりの第一歩だ。
春キャベツ
1年中出回っているキャベツだが、品種と栽培法、産地などによって「春キャベツ」、「夏キャベツ」、「冬キャベツ」に大きく分けられる。春に収穫される春キャベツは、秋まきキャベツを翌年の春に収穫して新ものとして出回るもので、みずみずしく柔らかいので、サラダなど生食に適している。 サラダ以外にも、炒め物、スープ煮、汁の実、ゆでて酢の物・和え物、甘酢漬け、ピクルスなどにしてもおいしい。キャベツは内外や葉芯で栄養の偏りがあるので、1枚ずつはがして使うより、全体をまんべんなく使うと良い。
ブロッコリー
緑黄色野菜のブロッコリーは2月までがおいしい時期。野菜の中でもビタミンCが豊富で、皮膚や粘膜を保護するカロテンも多く含む。さっと茹でてドレッシングでサラダとして食べたり、スープ、炒め物、煮物、パスタなどにも良く合う。ブロッコリーの栄養価は高いが、ゆでて調理すると損失が大きいのが難点。ゆでるときはたっぷりの熱湯で、手早く短時間でひき上げるようにしたい。
たけのこ
竹の地下茎が伸びてきた若くて柔らかい部分が「たけのこ」。一般に売られているのは、ほとんど孟宗竹。加工された水煮のためのこは年中入手できるが、新鮮でおいしい生を食べられ、価格が安定している時期は4〜5月だ。
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野菜や果物は出回り期が長く1年中手に入れることができるが、やはり旬を考慮した季節感のある献立を心がけるようにしたい。
気になる野菜の価格
昨年の猛暑や今年の寒波の影響で、野菜の価格は高めに推移していた。猛暑で作付けが遅れたうえに、冬の寒波で出荷量が減少したことが影響している。
ただし2月に入り気温が上がるにつれ、野菜の出荷量が増え、価格もかなり落ち着いてきた。白菜やニンジンなどは1月までに入荷量が減少し価格が高騰していたが、だいこんやほうれん草 、キャベツ、ねぎ、レタス、きゅうり、トマトなどは価格が平年並みに低下し、利用しやすくなっている。
昨年の猛暑や今年の寒波の影響で、野菜の価格は高めに推移していた。猛暑で作付けが遅れたうえに、冬の寒波で出荷量が減少したことが影響している。
ただし2月に入り気温が上がるにつれ、野菜の出荷量が増え、価格もかなり落ち着いてきた。白菜やニンジンなどは1月までに入荷量が減少し価格が高騰していたが、だいこんやほうれん草 、キャベツ、ねぎ、レタス、きゅうり、トマトなどは価格が平年並みに低下し、利用しやすくなっている。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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