開催報告
第41回 若い糖尿病患者さんとのグループミーティングのまとめ(1)
高知大学医学部附属病院 内分泌・糖尿病内科、青柳クリニック 院長
髙田 浩史 先生
(運営メンバー/ファシリテーター)
ミーティングでは就園、進学、就職、結婚、妊娠、出産、育児と生活ステージに合わせて糖尿病とどのように付き合っていくか話し合いのテーマになることが多いです。多くの1型糖尿病患者さん同士で悩みを共有し、また経験者からのアドバイスが貰えるこのミーティングは非常に有用であると考えます。私自身は医師として1型糖尿病の発症間もない患者が苦悩している時に、どのように対応していくか悩むことが多々あります。今回、参加者の方からこのようなミーティングに参加することが心の支えになったという言葉が聞けたのは、非常に励みになり、このような機会を地元(高知県)でも開催できればと考えました。
髙田 浩史 先生
(運営メンバー/ファシリテーター)
「若い糖尿病患者さんとのグループミーティング」へ参加して
今回の私たちのグループのテーマの一つは「周りのひとに病気をどのように伝えるか?」でした。ミーティングでは頻回に話し合うテーマですが、毎回様々な意見が出てきます。特に発症後、間もない患者さんには大きな問題となるようです。「誰に伝えるか?」「どのタイミングで伝えるか?」「どのように伝えるか?」非常に悩みます。最終的にどのように対応するかは患者さん次第ですが、伝え方によっては外食や低血糖時の対応等で生活に制約が出てくるのが難しいところです。ミーティングでは就園、進学、就職、結婚、妊娠、出産、育児と生活ステージに合わせて糖尿病とどのように付き合っていくか話し合いのテーマになることが多いです。多くの1型糖尿病患者さん同士で悩みを共有し、また経験者からのアドバイスが貰えるこのミーティングは非常に有用であると考えます。私自身は医師として1型糖尿病の発症間もない患者が苦悩している時に、どのように対応していくか悩むことが多々あります。今回、参加者の方からこのようなミーティングに参加することが心の支えになったという言葉が聞けたのは、非常に励みになり、このような機会を地元(高知県)でも開催できればと考えました。