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2025年07月08日
【糖尿病の人は熱中症にご注意】今年は昨年以上の猛暑に 経口補水液はどう使うと良い? エアコンの賢い使い方
糖尿病のある人は熱中症のリスクが高い
糖尿病のある人は、糖尿病のない人に比べて、熱中症のリスクが高く、とくに30~59歳の就労世代の男性でリスクの上昇が顕著という調査結果が発表されている。
血糖値が高い状態が続くと、発汗機能が低下したり、体温調節機能の障害があらわれやすいことが影響している。血糖管理を適切に行うことで、こうしたリスクを減らせると考えられている。
水分補給が大切 経口補水液の特徴と正しい飲み方
2025年の夏は、昨年以上の猛暑が予想されている。猛暑日や真夏日が続くなか、熱中症対策にこまめな水分補給は欠かせない。しかし、脱水症などに用いられる飲料である「経口補水液」について、消費者庁は「脱水状態でない人が、ふだんの水分補給として飲むものではありません」と注意を呼びかけている。
経口補水液は、脱水症のための食事療法として世界保健機関(WHO)が提唱する「経口補水療法」に用いる病者用の飲みもの。経口補水液には、「特別用途食品」という国の制度で決められたマークが付いている。
経口補水液は、ペットボトル入り清涼飲料水と見た目が似ているため、スポーツドリンク感覚で飲んでいる人もいるが、消費者庁は経口補水液の特徴や正しい飲み方について、次のように説明している。
Q1 スポーツドリンクと何が違うの? | |
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Q2 暑い日や運動時など、ふだんの水分補給として使えるの? | |
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経口補水液は、医師や管理栄養士などと相談し、指導にそって使用しましょう。
Q3 食事制限がある人も飲んでもいいの? | |
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また、ナトリウムやカリウム以外に糖質も含まれているため、医師から糖質の摂取量の制限を指示されている場合も注意が必要です。
Q4 熱中症のときに飲んでも良いの? | |
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熱中症はエアコンを使用すれば予防できる
エアコンの適切な使い方
熱中症は高温多湿の環境下で発生する全身性障害。熱中症は、エアコン(冷房)を使用すれば予防できるが、エアコンを適切に使いこなせず、熱中症を引き起こして死亡する人が少なくないことが、東京都23区で2013~2023年に熱中症で死亡した1,447症例を調査した、東京大学と東京都監察医務院の研究で明らかになった。
東京都23区で2013~2023年に熱中症で死亡した1,447症例を調査した結果、屋内死亡例の44.9%はエアコンをオフにしており、29.4%はエアコンが設置されておらず、10.0%ではエアコンが故障していたことなどが明らかになった。
エアコンがついていたにもかかわらず死亡した事例は、79.8%は一人暮らしまたは高齢夫婦世帯で、エアコンを適切に使いこなせていなかったために死に至ったと考えられる。
エアコンの使用が適切でなかった例として、▼リモコンの電池が切れていて使えなかった、▼温度設定は28度になっていたが、暖房設定になっていた、▼エアコンはついていたが、機能しておらず、温風が出ていた、▼送風モードや掃除モードのままだった、▼送風口にホコリが詰まっており、風が出ていなかった例などを挙げている。
- 暑くなる前にリモコンの電池の交換、通風口・フィルターなどの掃除をする。
- 知り合いや親族で別居の一人暮らしの高齢者がいる場合、エアコンが機能しているかどうか、リモコンが使えるかを確認する。
- エアコンの設定について、とくに冷房や除湿モードに適切に設定できているか、使い方の説明を行い、必要に応じてメモなどでも伝える。
- 近隣でエアコンの室外機が動いていない、故障しているような音を立てている状況を発見した場合、一人暮らしや高齢者であれば、エアコンがきちんと使える状態なのか声掛けをする。
研究は、橋本英樹・東京大学大学院医学系研究科教授、林紀乃(東京都監察医務院院長)、浦邉朱鞠(東京都監察医務院常勤監察医)らによるもの。
「2025年の夏は、昨年以上の猛暑が予想されています。コミュニティや近隣での支えあいや目配りを行うことで、熱中症で亡くなる方を減らすことにつながるよう願っています」と、研究グループでは述べている。
東京大学大学院医学系研究科 保健社会行動学分野
熱中症予防のための情報・資料サイト (厚生労働省)
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