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2026年03月03日
【最新調査】全国の50代男女を約20年追跡、現在も健康な人の習慣とは―日本生活習慣病予防協会―
2005年時点で50代だった全国の男女を約20年間にわたり追いかけ、対象者のうち現在も健康を維持している人にはどのような特徴があるのか、その共通点を探っている。
口腔ケアへの高い意識が「健康感」を支える
「第20回中高年者縦断調査」の結果は、2005年当時に50〜59歳だった男女を約20年間にわたり追い続け、健康状態や健康意識の変化を調査した大規模かつ貴重な統計データである。
日本生活習慣病予防協会の分析では、自分自身の健康状態を「良い」と捉えている人々が日々の生活の中でどのような習慣を実践しているかに焦点が当てられた。
その結果、自分の健康状態を「良い」と回答したグループには、いくつかの共通した習慣があることがわかった。
そのひとつが、「口腔ケア」である。自分の健康状態が「良い」と回答したグループにおいて、男性では、健康維持のために心がけていることの第3位、女性では第2位に「食後の歯磨き」がランクインしている。さらに、健康状態が「悪い」と回答したグループとの比較では、男性で「食後の歯磨き」を実践している割合が2.25倍と、全項目の中で最も顕著な開きが見られた。
日本生活習慣病予防協会はこれについて、「歯磨きにより歯周病をはじめとした歯科疾患が予防されます。歯周病の炎症で出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身に入ると、さまざまな病気を引き起こしたり、悪化させる原因となります。毒性物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、肥満、血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)のリスクを高めることが近年の研究で明らかになっています。『健康な人ほど歯を大切にしている』という今回の調査結果は、この医学的事実を裏付けていると言えます」と述べている。
「健診・人間ドック」の受診が健康状態の良さにつながる
同協会が注目するもうひとつの習慣は、定期的な「健診・人間ドック」の受診である。女性の対象者において、自らの健康状態が「良い」と回答したグループは、「悪い」と回答したグループに対し、年1回以上の健診・人間ドックの受診を心がけている人が2.3倍と、全ての習慣項目の中で最も高い倍率を示した。また、男性においても同様に2倍という高い差がついている。
同協会は、生活習慣病や初期のがんなど、自覚症状が現れにくい病気の有無を早い段階でチェックする「医療行為」を重視する姿勢が、将来の重大な疾患を防ぎ、現在の健康状態が「良い」ことにつながっていると分析。70代、80代を健やかに過ごすためには、50代からの「徹底した口腔ケア」と「定期的な体のメンテナンス」が、将来の明暗を分ける大きな投資になるとしている。
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