ニュース
2009年08月28日
脂肪合成を阻害する化合物を発見、糖尿病・メタボ治療に光明 京都大など
- キーワード
- メタボリックシンドローム 医療の進歩
日米の研究チームが、脂肪の生合成を阻害する化合物を発見し、その作用メカニズムをつきとめた。糖尿病やメタボリックシンドロームなどの新しい研究や治療法の開発につながると期待されている。
京都大学物質−細胞統合システム拠点の上杉志成教授らは、有機化合物の特性を調べる研究を行っている過程で、「ファトスタチン」という有機化合物が細胞内で脂肪がつくられるのを阻害することを発見した。
ファトスタチンを注射したマウス(右)では、高血糖、肥満、脂肪肝が抑えられた。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
メタボリックシンドロームの関連記事
- 体重をわずか3%減らすだけで肥満・糖尿病を改善できる 【日本肥満症予防協会セミナー・レポート】
- 糖尿病や肥満の新たな治療 肝臓の「アクチビンE」が脂肪を燃焼
- 糖尿病と心不全リスク 「心不全パンデミック」に3つの方法で対策
- 甘いものを食べるなら日中の活動時間を選ぶとメタボになりにくい
- 「職場ストレス」がメタボの危険性を40%上昇 ストレスを解消
- 対談「女性と生活習慣病予防」一無、二少、三多で健康長寿
- 「ミドリムシ」から糖尿病を改善する成分 「痩せるホルモン」を促進
- 実践!スローカロリー「上手な糖質活用のノウハウを教えます」
- 「やせ過ぎ」「人とのつながり」「喫煙」が高齢者の寿命を縮める
- 「おにぎりダイエット」で体重が減少 ご飯と運動で腹囲は減らせる