尿糖チェックで糖尿病コントロール
2010年10月04日
尿糖測定に関するアンケート調査:糖尿病患者さん(1)
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"よくある""ある"を合わせ、"ある"と回答した方は82%でした。治療法別に見てみると、「食事療法」を行っている方の82%、「運動療法」を行っている方の83%、「薬物療法」を行っている方の85%。HbA1cに関する指導を受け、悩んでいる方はたいへん多くいらっしゃる現状がうかがえます。
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上位は、"食事療法・運動療法がうまくいかない" "継続が困難""日常的に確認できる目安がないので、どの程度頑張ればよいかわからない"でした。とくに、"食事療法が思ったよりうまくいかない"方が6割近くと、抜きんでており、日常生活の管理を継続・維持することの難しさを、多くの方が感じておられることがわかります。
自由記述では、'うまくいっているとすぐに油断してしまう。''自分の根本的な原因がわからない。''自己管理が十分にできていない下げるより維持するほうが難しい
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"血糖自己測定"は6割余り、"尿糖自己測定"は、"両方行っている"と合わせて7%でした。日常的に"自己測定"を行っていない約3割の方(インスリン療法を行っていない方のみでは34%)が、通院時に測定する血糖値やHbA1c、尿糖検査などを指標にしており、2型糖尿病患者さんの約3人に1人が日常的なチェックを"とくに行っていない"ことになります。
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"詳しく〜"と"基本的なことは〜"を合わせて51%が"知っている"との回答でした。尿糖測定に関するアンケートに回答されたというバイアスを考慮しても、"知っている"方は多いことがうかがえます。また、「HbA1cを下げるよう指導を受けたことがある」と回答した方のうち、48%が尿糖自己測定を"知っている"と答えました。
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尿糖自己測定をどのようにして知ったかという情報経路としては、"『糖尿病ネットワーク』などのインターネットでの専門サイトによる情報"が最も多く、ご自身でインターネットから情報収集を行っている方が多いことがうかがえるとともに、そういう方が中心となって当調査にご協力いただいたと言えるかもしれません。また、4人に1人は、医療機関からの資料や一般メディアの情報で知ったと答え、メディアによる認知の機会が多いことが見受けられます。
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尿糖自己測定に使用する尿試験紙と尿糖測定器が市販で購入できることの認知についてうかがいました。尿試験紙は、74%と3/4の方が、また、尿糖測定器については、28%がご存知でした。
もくじ
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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