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2025年12月23日

発足から24年、「国際糖尿病支援基金」がウェブサイトをリニューアル

 国際糖尿病支援基金(IDAFJ)は、2025年11月26日に公式ウェブサイトをリニューアルした。
2001年の発足から24年を迎え、活動内容の紹介や支援の呼びかけをより分かりやすく発信することを目的としている。

国際糖尿病支援基金の目的と活動

 2001年12月に発足した「国際糖尿病支援基金(IDAFJ)」は、経済的に恵まれない途上国の糖尿病患者への支援を行う海外団体(Insulin for Life(IFL/オーストラリア)、Dream Trust(インド)、FUVIDA(エクアドル))を通じて支援活動を行っている。
 世界には、糖尿病に関する知識を得る機会も治療を受ける環境も十分ではなく、深刻な状況に置かれている人々が多く存在する。 IDAFJは、途上国の患者がおかれている現状を日本の糖尿病患者へ広く伝え、寄付を募り、海外団体への支援につなげてきた。
 2025年11月時点で、IDAFJに寄せられた寄付金は20,681,414円、支援金の総額は20,274,037円となった。いただいた寄付は、海外で支援活動を行う団体へ確実に届けられている。

ウェブサイトを全面リニューアル

 今回のリニューアルでは、スマートフォンやタブレットでも閲覧しやすいデザインを採用し、必要な情報にアクセスしやすい構成へと見直した。
IDAFJの発足時からの活動報告や支援の記録を整理し、活動の概要や成果をより明確に示すページ構成とした。

 また、あわせて、IDAFJのシンボルマークも刷新した。発足から24年間にわたり実施してきた支援プロジェクトやイベント、専門家による寄稿などを体系的にまとめた「アーカイブ」ページを新設した。IDAFJの歩みや取り組みの変遷を一望できる内容となっている。また、寄付や協力の方法を説明するページも充実させ、寄付の方法がより明確になった。

24年の活動を経て次の段階へ進むにあたり、IDAFJの想いと歩みを改めて示すリニューアルとなっている。

会長からのメッセージ
国際糖尿病支援基金 会長 森田 繰織

 15歳で1型糖尿病を発症し、これまで大きな合併症なく過ごしてこられたのは、多くの支えがあったおかげである。しかし、いつも前向きでいられたわけではなく、落ち込む日もあれば、行き場のない思いに心が揺れた時期もあった。
世界を旅する中で、主に途上国ではインスリンが高価で手に入らなかったり、医療体制が整わず適切な治療を受けられなかったりと、厳しい環境で生きる糖尿病患者が多く存在する現実を知った。治療が届けられれば救われる命は、世界に数多くある。

 日本が恵まれた環境にあることを深く実感し、自分にできる支援を続けたいとの思いから、IFLやDream Trust、FUVIDAなど海外団体との協力を重ねてきた。
 IDAFJの活動が24年目を迎えた今も、助け合いの精神を大切にし、同じ地球に暮らす仲間として温かい支えの輪を広げていきたいと願っている。

24年の歩みを踏まえ、次の段階へ

IDAFJはこれまで、途上国の糖尿病患者への支援に寄与する活動を展開してきた。ウェブサイトおよびシンボルマークのリニューアルを契機に、さらに多様な関係者と連携しながら、継続的かつ持続可能な支援活動を進めていく方針である。

[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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