ニュース
2025年12月23日
連休中に健康的な生活習慣を維持する秘訣
- キーワード
- HealthDay News ヘルシーエイジング ライフスタイル 予防
人々が実生活の中でどのようにウェルビーイングを形成しているのかを研究しているHarden氏は、「私たちはしばしば、仕事から離れて時間ができたなら、健康づくりのためのルーティンを編み出して『最高の自分』に変わるチャンスが訪れると期待している。しかし、実際に連休に入ると、好むと好まざるを問わず他のさまざまな用事に時間が奪われてしまい、計画通りにいかないことが多い」と話す。そして同氏は、連休こそ生活習慣改善の理想的な機会と考えるのではなく、むしろ普段の休日の生活に健康的な行動を少しずつ取り入れることを提案している。
具体的に、以下のような工夫をいくつか示すことができる。
- 良い習慣を積み重ねる:既に習慣的に行っていることに、何かもう一つ健康に良い行動を組み合わせる。例えば、歯磨きの後に何か感謝することを見つけるようにしたり、夕食後には短時間の散歩をしたりするなど。
- ゲームの要素を盛り込む:健康のための行動をゲームのように楽しむ。例えば、皿洗いが終わるたびにプランクチャレンジ(体重を使って手軽にできる体幹トレーニング)をして、事前に作っておいた運動メニューのビンゴカードを塗りつぶしていくなど。
- ほかの人を巻き込む:例えば、友人や家族をフィットネスクラスに誘ったり、屋外を散歩しながら誰かに電話をかけたりするなど。
なお、連休中に旅行へ行く場合には、移動中に時間ができたらこまめに体を動かし、水分を十分に取り、交通ダイヤの乱れの影響で不安が生じないように余裕をもって行動することが大切だという。
Harden氏は、ウェルビーイングを運動や栄養のみで考えるのではなく、それ以上の視点で捉えることを勧めている。同氏によると、ウェルビーイングには六つの側面があるとのことだ。六つの側面とは、幸福、心身の健康、親密な社会関係、生きがいと目的、人格と美徳、物質的・経済的な安定だ。そして同氏は、「連休中は身体の健康のために充てる時間やその他のリソースは減るかもしれない。しかし一方で、親しい人とのつながりや社会関係を意識する機会は多くなるのではないか」と述べている。
最後に同氏は、「連休中に限らず普段の生活についても当てはまることだが、健康的であるためには1日たりともルーティンから外れたら失敗だとは考えないことだ。ゼロか百かという考え方はたいていうまくいかない。自分の目標や状況、あるいはリソースに見合わない期待を抱くことで、かえって生きづらさを感じるようなことは避けるべきだ。健康のためのチェックリストをあまり盛り込み過ぎない方がよい」とアドバイスしている。
(HealthDay News 2025年12月7日)
Copyright © 2025 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: TATJANA BAIBAKOVA/Adobe Stock
予防の関連記事
- 加熱式たばこの糖尿病リスクは紙巻と同等? 2.9万人を追跡した最新の疫学調査結果
- 朝の運動習慣が生活習慣病リスクを下げる?
- 「全国生活習慣病予防月間2027」のテーマは「多休」 開催は2027年2月
- 歯科でのHbA1c測定、3人に1人で糖尿病早期発見の可能性
- 肝機能の「長期的な変化」が糖尿病リスクを予測か──日立コホート研究
- 健康診断から見える、糖尿病予測の未来
- オリーブオイルが糖代謝を促す?「オリーブの日」に考える脂質の摂り方
- 3月13日は「世界睡眠デー」 睡眠と糖尿病に関する研究&イベントを紹介
- 【最新調査】全国の50代男女を約20年追跡、現在も健康な人の習慣とは―日本生活習慣病予防協会―
- 「1日5分だけ多く体を動かす」と死亡リスクが低下─海外最新研究より─
