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2024年09月06日
【睡眠を改善する3つの方法】睡眠をとれていないと糖尿病や肥満のリスクが上昇 こんな人が高リスク
睡眠を十分にとれていないと、糖尿病や肥満のリスクが高くなることが明らかになった。
とくに生活リズムが乱れていて、睡眠をとれていない人は、健康を損なうリスクが上昇する。
「生活スタイルを見直すことで、睡眠の改善を期待できます。良い睡眠習慣を身につけることが大切です」と、研究者は述べている。
睡眠を改善するための、3つの方法をご紹介する。
良い睡眠をとれていないと糖尿病リスクが大幅に上昇
睡眠を十分にとれていないと、2型糖尿病のリスクが大幅に上昇することが、約3万6,000人の成人を対象に実施された調査で明らかになった。 ひと晩に7~8時間の睡眠をとることが勧められているが、十分な睡眠をとれていないと、2型糖尿病の発症リスクが1.17倍から1.51倍に上昇することが分かった。 「睡眠時間が短すぎたり、長すぎると、糖尿病のリスクが上昇することが分かりました。日によって睡眠時間の変動が大きいことも、糖尿病のリスクを高めます」と、テキサス大学健康科学センターのチアン シャオ氏は言う。 「糖尿病リスクを減らすため、健康的な睡眠を妨げるストレスや環境などの要因を特定し、睡眠を改善することが必要です」としている。睡眠リズムが乱れると肥満や過体重になりやすい
睡眠を含めた生活リズムが乱れている人は、肥満や過体重になりやすいことも分かった。 米オレゴン健康科学大学の研究グループは、体格指数(BMI)が25以上の太りすぎや肥満の男女30人を対象に、7日間の睡眠を記録してもらった。唾液サンプルを採取し、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌についても調べた。 メラトニンは、毎日の睡眠やホルモン分泌などの概日リズム(サーカディアンリズム)の調節に関わっている。一般的に、メラトニンの分泌は、昼間に低く夜間に高くなる日内変動を示す。 夜になると自然にメラトニンは増え、眠りを誘うが、そうした眠りの信号を無視した生活をしている人は、肥満になりやすいことが調査では分かった。 とくに生活リズムが乱れていて、十分な睡眠をとれていない男性は、内臓脂肪が多く、中性脂肪の値も高く、メタボリックシンドロームのリスクが高かった。 「メラトニンの分泌に合わせた、睡眠と覚醒のリズムが規則正しい生活をしている人は、肥満のリスクが少なく健康である傾向があることも分かりました」と、同大学の労働衛生科学研究所のアンドリュー マクヒル氏は言う。 「生活リズムを整えることで、睡眠を改善できる可能性があります。良い睡眠習慣を身につけることが重要です」としている。睡眠を改善する方法1 |
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スマホをベッドの近くに置かない ベッドのなかでスマホを見ると睡眠が妨げられる |
睡眠を改善する方法2 |
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眠る前に軽い運動をする 座ったままできる自重トレーニングがおすすめ |
睡眠を改善する方法3 |
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休日の寝だめに効果がある場合も 寝すぎには注意が必要 |
Long-term trajectories of sleep duration are associated with incident diabetes in middle-to-older-aged Black and White Americans (Diabetologia 2024年6月27日)
Good sleep habits important for overweight adults, OHSU study suggests (オレゴン健康科学大学 2024年8月23日)
Circadian alignment, cardiometabolic disease, and sex specific differences in adults with overweight/obesity Get access Arrow (Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism 2024年8月20日)
Keep devices out of bed for better sleep - study (オタゴ大学 2024年9月4日)
Screen Use at Bedtime and Sleep Duration and Quality Among Youths (JAMA Pediatrics 2024年9月3日)
Evening activity for better sleep - Otago study (オタゴ大学 2024年7月17日)
Evening regular activity breaks extend subsequent free-living sleep time in healthy adults: a randomised crossover trial (BMJ Open Sport & Exercise Medicine 2024年7月16日)
Catching up on sleep on weekends may lower heart disease risk by up to 20% (欧州心臓病学会 2024年8月29日) 睡眠対策 (厚生労働省)
健康づくりのための睡眠ガイド2023
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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