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2022年09月20日
老化を前向きにとらえている人は健康で長生き 何歳になってもアクティブな生活を
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老化を前向きに捉えている人は健康で長生き――AHAニュース
目的意識をもち続ける
「退職後に何をしたら良いか分からない」という人がいるが、そのような場合には、価値観に合った何らかの計画を立てることをKim氏は提案する。 「人生の目的は人それぞれだ。家族の優先度が高い人は孫の世話を手伝うなど、家族に貢献できることを見つけてほしい。環境問題に関心があるのなら、環境保全活動に参加すると良い。ボランティア活動は、目的意識をもち続けるという点でも素晴らしい方法だ」と同氏は語る。老化に対するネガティブな考え方を取り払う
老化に対する否定的な観念は、人の生涯にわたって内面化され、歳をとるにつれて身体的、精神的な健康に害を及ぼす可能性が高まる。Giasson氏は、「そのようなネガティブな考え方の潜在的リスクを理解して、それを取り払う必要がある」と話す。 「高齢になったら身体的不調は避けられないから、アクティブな生活をおくろうとしても無駄だ」と考える人がいるかもしれない。しかし、米国立老化研究所によると、運動は心血管疾患、高血圧、2型糖尿病のリスクを低下させ、睡眠を改善し、転倒のリスクを抑制する可能性がある。 「健康的な行動を実践することは、何歳であっても健康増進に役立つということを認識してほしい」と同氏は述べている。社会的な絆を維持する
歳を重ねるにつれて、配偶者、家族、友人などの愛する人を失う可能性が増す。その結果、社会的に孤立してしまうと、身体的および精神的健康が損なわれ、心臓発作や脳卒中のリスクが高まり、さらに人生の満足度が低下したり、日常生活が困難になることがある。 それに対して、社会的なつながりを維持することが、健康に良い影響を与える可能性が示されている。そのための具体的な方法としてKim氏は、「失ったものを、何か新しいものに置き換えることが重要だ。たとえば、地域のコミュニティーに参加して友人を増やしたり、かつての仲間に会いに行くといったことだ」と解説する。何歳からでも新しいことに挑戦
人は齢とともに運動能力が低下し、若い頃に喜びを感じていた活動に参加できなくなることがある。そのような加齢による変化への対処としてGiasson氏は、「身体的な負担の少ない新しいことを学ぶと良い」と提案する。 ある研究によると、新しいスキルを習得した高齢者は、記憶力、自尊心、そして生活の質(QOL)が向上することが示された。「新しいことに挑戦するのに遅すぎるということはない。また、新しい興味の対象を追求するのにも年齢は関係ない」と同氏は語っている。 [American Heart Association News 2022年8月19日] 参考情報 1 2 3 4 American Heart Association News covers heart and brain health. Not all views expressed in this story reflect the official position of the American Heart Association. Copyright is owned or held by the American Heart Association, Inc., and all rights are reserved. If you have questions or comments about this story, please email editor@heart.org.Photo Credit: Hispanolistic/E+ via Getty Images
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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