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2006年01月25日

健診で再検査を指摘されても3割以上が放置

キーワード
糖尿病予備群
 ノバルティス ファーマは、全国の男女1,000名を対象に生活習慣病に関する意識調査を昨年12月に実施し結果を発表した。調査はインターネットを使って行われた

 主な内容は下記の通り

  • 健康診断で再検査や要受診を指摘された項目は、コレステロール(22.2%)、血圧(20.4%)、高脂血症(17.4%)、糖尿(8.4%)の順に多かった。
  • 全体の66.7%が将来の生活習慣病(心臓病、高血圧症、糖尿病、高脂血症など)に対して、不安を感じており、30代の若年層でも約6割が不安を感じている。
  • 54.8%が健康診断を毎年受診している。「要再検査」や「要受診」の指導を受けても、31%がそのまま放置し受診していないと回答。特に20代、30代では約5割が再検査を受けていない。最大の理由は「自覚症状がないこと」(61.3%)。
  • 「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)という言葉を知っている人は全体の12.9%に留まった。
 この結果について朝日生命成人病研究所の藤井潤名誉所長の「軽症の患者さんでは自覚症状がほとんどなく、受診しないで放置しておく人が多い(略)日本人の生活習慣病に対する理解が十分でないことを顕著に表しているといえます。」というコメントが紹介されている。

詳細はノバルティス ファーマ(株)のサイトへ(ニュースリリース)

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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