糖尿病Q&A1000

Q.691 インスリン療法には、2回法、3回法などがあるようですが、どのように決めるのですか?

 一般的には年齢が上がるとともに、1日の注射回数を増やすようにします。毎食前に超速効型や速効型のインスリンを注射し、就寝前などに持続型(または中間型)のインスリンを注射することで、体内のインスリン濃度を糖尿病でない人と同じような状態に保つことができて、よりよい血糖コントロールを維持できるからです。しかし幼少のころに1日4回も注射するのは大変なので、超速効型や速効型と中間型が混合されたインスリンを1日2〜3回注射し、食事の間に軽く間食をとるなどして低血糖を防ぎ、血糖コントロールを維持する方法がとられます。ただし近年では注射器具が進歩して子どもでも安全・確実に注射できるようになりましので、より早い時期から頻回注射法を行うケースが増えつつあります。
 なお、インスリン療法について詳しくは Q.161〜200を参照してください。
2006年05月12日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

Copyright ©1996-2024 soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。

09-1 小児1型糖尿病のQ&A

このページの
TOPへ ▲