糖尿病Q&A1000

Q.688 小児1型糖尿病の運動療法について教えてください。

 糖尿病の運動療法は、筋肉の細胞などにおけるインスリンの感受性を高めて血糖コントロールを容易にしたり、運動そのものによるエネルギー消費で血糖値が下がる効果を期待したり、適正体重を維持したり、体力を保持し老化を予防することなどを目的に行うものですが、これらはどちらかというと1型糖尿病よりも2型糖尿病(とくに成人)の場合により高い効果が得られます。逆に、からだが小さくて筋肉量も少なく、体内に蓄積できるブドウ糖の少ない子どもの場合には、運動療法による血糖コントロールの効果はやや限られたものになります。運動によって低血糖や思わぬ高血糖が起きる頻度が高くなることも予想されるので、小児1型糖尿病の場合、血糖値をコントロールするために運動をするという方法はあまりとりません。
 なお、1型糖尿病と2型糖尿病の運動療法の考え方の違いについては、、Q.100をご覧ください。
2006年05月12日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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09-1 小児1型糖尿病のQ&A

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