糖尿病Q&A1000

Q.659 1型糖尿病の発病に関係する環境因子とは?

 これもよくわかっていないのですが、自己免疫疾患を引き起こす原因の一つに、なんらかのウイルスの感染があげられます。かぜや風疹、おたふくかぜなどの流行が小児1型糖尿病の発病率上昇と関係していて、そういったウイルス感染により、免疫システムが間違ってβ細胞を攻撃してしまう可能性も考えられています。ただし、これは少し専門的な話ですが、糖尿病のタイプの分類上、明らかにウイルス感染によって発病した糖尿病は、1型糖尿病ではなくて「その他の特定の機序、疾患によるもの」に分類されます。
 このほか、乳児期に牛乳で育てることや、なんからの化学物質の影響なども考えられています。
2006年05月12日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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09-1 小児1型糖尿病のQ&A

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