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2009年08月06日
グリーンリボンで移植医療の啓発キャンペーン 日本臓器移植ネットワーク
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9月下旬にはスペシャルサイトも公開される
社団法人日本臓器移植ネットワーク
http://www.jotnw.or.jp/
日本臓器移植ネットワークのホームページでは、移植経験者や臓器提供者の家族の思いなどを紹介したリーフレットなども公開している。治療を受け社会復帰を実現し、スポーツや旅行、趣味を楽しむ姿が紹介されている。
今年度は「話そう。大切な人と。」をテーマに、マラ
「グリーンリボン」は1980年代に米国で移植医療の象徴として考案され世界に広まっている。同ネットワークはこれまで「think transplant(臓器移植について考えよう)」を主題に、普及啓発をはかるイベントなどを展開してきた。
移植医療は、腎臓や心臓、膵臓など人工臓器での代替が難しく、本来の機能が低下するといずれ死に至ってしまう臓器を健康な臓器と交換することで根治をはかる治療
日本でも1997年に臓器移植法が施行され、脳死での臓器提供による移植が可能になり、臓器移植は着実に実施されている。しかし、臓器の提供を希望する人に比べ、臓器を提供する人(ドナー)の数が極端に少ないのが現状

「自分が脳死になったら臓器を提供したい」という意思をあらわす「臓器提供意思表示カード」は各地方自治体の役所窓口、保健所、郵便局、コンビニエンスストアなどに設置されている。カードの設置場所は増えており、今年6月から全国のセブンイレブン約1万2000店舗に置かれるようになった。
膵臓移植は、インスリンを分泌する膵臓のランゲルハンス島β細胞が消失している1型糖尿病患者を主な対象とした、膵臓を移植しインスリン分泌を再開させ血糖コントロールを是正する治療法。膵臓移植を受ける患者のほとんどは糖尿病腎症による慢性腎不全を合併しており、膵臓と腎臓を同時移植する症例が多い。
2000年4月に日本で最初の脳死下膵腎同時移植が行われ、2000年から08年にかけて59件の膵臓移植が行われた。今年6月時点での膵臓移植希望者は165人(うち膵腎同時移植は136人)で、全員が原疾患が1型糖尿病の患者となっている。膵臓移植は2006年4月より保険適用になった。
一方、改正法では、本人が拒否していない限りは、家族の同意だけで提供ができるようになる。法的脳死判定は現行法と同様に行われる。移植が可能となる年齢制限も変わる。現行法は15歳未満の子供は臓器提供ができないが、改正法では家族の同意があれば移植ができるようになる。

法改正により脳死移植の実施件数は増えるとみられている。日本移植学会では「年間70例近い脳死臓器提供が見込まれ、現在よりも多くの患者の命を救うことができるようになる」としている。
グリーンリボンキャンペーン
社団法人日本臓器移植ネットワーク
日本移植学会