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2009年08月06日
グリーンリボンで移植医療の啓発キャンペーン 日本臓器移植ネットワーク
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日本臓器移植ネットワークは4日、都内で記者会見を開き、緑のリボンをシンボルにして移植医療の普及啓発をはかる「グリーンリボンキャンペーン」を開始すると発表した。
グリーンリボンキャンペーン
9月下旬にはスペシャルサイトも公開される
社団法人日本臓器移植ネットワーク
http://www.jotnw.or.jp/ 日本臓器移植ネットワークのホームページでは、移植経験者や臓器提供者の家族の思いなどを紹介したリーフレットなども公開している。治療を受け社会復帰を実現し、スポーツや旅行、趣味を楽しむ姿が紹介されている。
9月下旬にはスペシャルサイトも公開される
社団法人日本臓器移植ネットワーク
http://www.jotnw.or.jp/ 日本臓器移植ネットワークのホームページでは、移植経験者や臓器提供者の家族の思いなどを紹介したリーフレットなども公開している。治療を受け社会復帰を実現し、スポーツや旅行、趣味を楽しむ姿が紹介されている。
臓器移植について知ってほしい
7月に改正臓器移植法が成立し臓器移植への注目が高まっているなか、キャンペーンでは臓器移植への正しい理解、臓器提供意思表示カードの普及を促進す法改正で家族の同意だけで臓器提供をできるようになる
日本で臓器移植の件数が少ない原因のひとつは、臓器移植法の定めた条件が先進国のなかでもっとも厳しいことだったが、1年後に施行される改正臓器移植法では、「脳死は人の死」を前提に、遺族の同意で脳死者から臓器提供が可能になる。移植の条件が大幅に緩和され、今後はドナーが増えることが
臓器提供意思表示カード(ドナーカード)
「自分が脳死になったら臓器を提供したい」という意思をあらわす「臓器提供意思表示カード」は各地方自治体の役所窓口、保健所、郵便局、コンビニエンスストアなどに設置されている。カードの設置場所は増えており、今年6月から全国のセブンイレブン約1万2000店舗に置かれるようになった。
糖尿病腎症により腎不全となり人工透析を行っている患者は毎年1万5000人ずつ増え続けている。透析療法は進歩しており腎不全の患者の延命に多大な効果をもたらしているが、根治療法である腎臓移植を希望する患者は多い。実際に移植を受けられる患者数は少なく、2008年の腎臓の移植件数は210件だった。
膵臓移植は、インスリンを分泌する膵臓のランゲルハンス島β細胞が消失している1型糖尿病患者を主な対象とした、膵臓を移植しインスリン分泌を再開させ血糖コントロールを是正する治療法。膵臓移植を受ける患者のほとんどは糖尿病腎症による慢性腎不全を合併しており、膵臓と腎臓を同時移植する症例が多い。
2000年4月に日本で最初の脳死下膵腎同時移植が行われ、2000年から08年にかけて59件の膵臓移植が行われた。今年6月時点での膵臓移植希望者は165人(うち膵腎同時移植は136人)で、全員が原疾患が1型糖尿病の患者となっている。膵臓移植は2006年4月より保険適用になった。
「自分が脳死になったら臓器を提供したい」という意思をあらわす「臓器提供意思表示カード」は各地方自治体の役所窓口、保健所、郵便局、コンビニエンスストアなどに設置されている。カードの設置場所は増えており、今年6月から全国のセブンイレブン約1万2000店舗に置かれるようになった。
改正臓器移植法では臓器移植はこう変わる
改正臓器移植法が施行されると、臓器移植の手続きは現在とは変わる。現行法の規定では、臓器提供者(ドナー)は生前にドナーカードなどで、臓器提供の意思をあらわしていることが前提となる。交通事故などで脳の機能が停止し、医師が「脳死状態」と診断した場合、本人の意思に家族が同意すれば医師らが「法的脳死判定」を行社団法人日本臓器移植ネットワーク
日本移植学会
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所