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2008年05月16日
ミャンマーのサイクロン被災者を支援 糖尿病患者にインスリンを届けたい
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ミャンマーでは時間が経過するにつれ、感染症を含む病気を発症、けが、慢性的な病気が悪化する人が増え、死者の数も増えている。国連は14日、「ナルギスにより深刻な被害を受け、緊急の援助を求めている人の数は160万から250万人に上るだろう」と発表し
国際赤十字の
海外から寄せられた情報によると、被災した地域ではインスリン療法を必要とする糖尿病患者が少なくないという。1型糖尿病患者はインスリン治療をできないと、死亡してしまうおそれがある。
IFLはオーストラリアを本拠地に活動している。主な内容は、先進国で使われなくなったインスリン製剤や測定センサー、注射針、血液検査などのための医療資材を収集し、途上国などの糖尿病専門医のいるクリニックや糖尿病協会、地域の協力者に送付すること。
先進国の糖尿病協会や市民団体などがIFLの活動を支援している。根底で支えているのは市民の運動であり、世界中の糖尿病患者や医療スタッフたちだ。
IFLはオーストラリア、米国、英国、ドイツ、ニュージーランドなどで未使用の医薬品や医療資材の収集を、現地の糖尿病協会や市民団体、個人の糖尿病患者などの協力を得ながら行っている。活動の輪は広がっており、収集し途上国などに寄付したインスリンの量は2002年には2万7,700mLだったが、2006年には10万5,000mLと4倍近くに増えた。
IFLの活動の中心となるロン・ラーブ理事長は、国際糖尿病連合(IFL)の副理事長を務める1型糖尿病患者でもある。今回のミャンマーの災害について、ラーブさんは「インスリンや医療資材が集まり、糖尿病患者を診ることのできるクリニックや信用できる組織が見つかれば、インスリンや医療資材を緊急に、1日で送ることができる」と話している。
サイクロン災害の5日後にはインスリンなどの医療資材をまとめ、シンガポールのミャンマー大使館を通じ送付できる準備ができていたという。荷物の内容は、インスリン(速効型インスリンと中間型インスリン) 5,000mL、血糖試験紙 1,000枚、血糖測定器 6台、測定センサー 200枚、0.5mL注入器 2,000本などだ。
日本でインスリン・フォー・ライフ(IFL)の活動を支援している国際糖尿病支援基金の森田繰織会長はミャンマーを訪れ聞き取り調査を行った。2006年の時点で「糖尿病専門医は5人しかおらず、しかも料金の高い私営の医療機関にいる」という。
日 時 | 2008年6月28日(土)10:30 受付開始 11:00 開会 14:00 閉会 |
会 場 | ホテルパシフィック東京(JR品川駅前) 1階 早蕨(さわらび) |
連絡先 | (株)創新社 東京都港区西新橋2-8-11 第7東洋海事ビル8階 Tel.03-5521-2881 |
主な内容 |
記念セミナー「途上国の糖尿病事情とIFLの活動」 他 Neil Donelan(インスリン・フォー・ライフ) |
国際糖尿病支援基金は、今回の災害の支援としてIFLに対し30万円を寄付したが、現地の糖尿病患者のケアは今後難航が予測されており、「もっと多くの支援が必要だ」と支援参加のための募金を広く呼びかけている
IFLで途上国や被災地へのインスリンの送付や、援助活動を指揮しているNeil Donelan氏が6月28日に来日し、海外旅行などを通じて糖尿病患者による国際交流を実施している「エンジョイツアークラブ」の記念パーティーで、海外の糖尿病患者の支援活動について講演する。
関連情報
国際糖尿病支援基金
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(英文)
海外の糖尿病事情「ミャンマー」(わが友、糖尿病)
国際交流 エンジョイ(EJ)ツアー