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2007年03月09日

外食でも大丈夫 登録店にステッカーを配布 〈新潟県〉

キーワード
外食
 新潟県は健康に配慮したメニューを提供する食堂や弁当店、コンビニエンスストアなどの募集を始めた。基準を満たせば「健康づくり支援店」に指定され、県からステッカーが交付される。県健康対策課は「糖尿病患者さんにも利用してほしい」と話している。

 同県はこれまで、メニューの栄養成分を表示する店舗を「外食栄養成分表示協力店」に指定し、2005年3月までに県内の約900店を登録した。

 その後、「栄養成分の表示だけでは不十分」という県民の声が多いのを受け、メニューに関する栄養情報や健康に配慮したメニュー、サービスの提供といった条件を加え、改めて「健康づくり支援店」として募集することにした。

新潟県「健康づくり支援店」の指定要件
1. メニュー等に関する栄養情報の提供 *
(1) 栄養成分表示
(2) 食事バランスガイドを活用した表示
2. 健康に配慮したメニューの提供 **
(1) 低エネルギーメニュー
エネルギー 500kcal以下
脂肪エネルギー比 25%程度
食塩 3.5g以下
エネルギー表示

(2) 野菜たっぷりメニュー
野菜を120g以上使用

(3) バランスメニュー
主食・副菜・主菜が揃ったメニューで、
食事バランスガイドを活用した表示を
行っている。

(4) 油控えめメニュー
(5) おすすめカルシウムメニュー
1食でカルシウムが210mg以上
3. 健康に配慮したサービスの提供 ***
(1) 半量サイズ
定食等で主食および主菜の
半量サイズを選ぶことができる。

(2) うす味対応
通常より食塩相当量を2分の1
または3分の1減らすことができる。

(3) 野菜のお代わりができる


* 次の(1)または(2)を実施。
** 次の(1)〜(5)のうち2つ以上のメニューを提供。
*** 次の(1)〜(3)のうち1つ以上のサービスを提供。
 同県の2004年度の調査によると、県民の1日の摂取エネルギー量の平均は1,880kcalで、4人に1人がエネルギーを摂り過ぎている。

 食塩の摂取量は1日平均11.6gで、野菜の摂取量は317g(うち緑黄色野菜は95g)と、ともに目標値に届いていない。

 また、昼食を外食で済ませる人は男性の37%、女性の30%に及ぶ。外食は味つけを濃くし塩分を多くしてある傾向があり、エネルギーや塩分、脂肪の摂り過ぎにつながるおそれがある。

ステッカー 見本
外食

詳しくは新潟県のサイトへ
 あなたも糖尿病予備群!?(新潟県)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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