ニュース

2006年08月18日

ウエストサイズを減らした市民を表彰 〈那覇市〉

キーワード
ストップ・ザ・85

 内臓肥満の解消に取り組み、ウエストサイズを減らした市民を表彰し、スポーツ施設の利用券などを贈呈する。県民の健康増進に取り組んでいる那覇市が、9月からユニークな事業を始める。

 沖縄は「健康長寿県」として有名だったが、1995年以降は肥満や糖尿病などが目立って増えている。男性県民の平均寿命は、全国4位から26位へと大幅に低下した。糖尿病の死亡率は1970年代までは低かったが、1995年以降は全国平均を上回っている。

 県の社会保険事務局のまとめによると、2004年は30代以上の人の中でBMI(肥満指数)が25以上で肥満と判定された割合は男性で46.9%に上り、男女とも全国1位になった。また、「健康おきなわ2010」の中間発表では、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が疑われる人の割合が、1999年度と2004年度の比較調査で、30代から60代の男性でいずれも増加していることも分かった。

 事業は、内臓脂肪型肥満の目安となるウエストサイズ(男性85センチ、女性90センチ)を上回る20歳から64歳の那覇市民が対象となる。食事や運動などで内臓脂肪の解消に3カ月以上取り組み、目安のサイズを下回れば、証書とスポーツ施設利用券などを授与する。

 ウエスト減少の度合いや、食事、運動などの取り組み方法を書類審査し、優秀者には表彰状を贈る

 希望者には、専用の用紙に開始時と終了時のウエストサイズや体重、体脂肪率などを記入の同市の健康推進課に届け出してもらい、市職員が実際に測って確認するという。

 同市は2004年度に策定した「健康なは21」の重点事業のひとつとして、翌年から「ストップ・ザ・85」をスローガンに掲げ、内臓肥満の予防を推進している

詳細は那覇市のサイトへ


関連情報
全国で肥満が最も多いのは沖縄県
沖縄県で糖尿病がますます増加 メタボリックシンドロームも
[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

play_circle_filled 記事の二次利用について

このページの
TOPへ ▲