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2006年07月15日
糖尿病対策の食事 脂肪少なめで食物繊維は多く
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脂肪が少なめで食物繊維は多めの食事を続けた人は、体重が増えず、2型糖尿病の発症も少ないという研究結果が米国で発表された。
2型糖尿病の発症を予防するために、食事で食物繊維を
そこで米国で、糖尿病と診断されないが血糖値が高めでリスクの高い状態である耐糖能異常(IGT)のある人を対象とした糖尿病予防の介入試験「Finnish Diabetes Prevention Study」で栄養素の摂取と糖尿病発症との関連などを調べて研究が行われ、結果が発表され
- 体重の減少は「低脂肪+高繊維」摂取群(3年後に3.1kg減少)で、「高脂肪+低繊維」摂取群(同0.7kg減少)より高かった。
- 平均4.1年間の追跡期間中の糖尿病の発症リスク(ハザード比)は、食物繊維摂取が0.38、脂肪摂取が2.14、飽和脂肪摂取が1.73で、食物繊維を摂取した人で最も少なかった。
- 発症リスクを「低脂肪+高繊維摂」群と比較すると、「低脂肪+低繊維」摂取群、「高脂肪+高繊維摂取」群、「高脂肪+低繊維摂取」のは、それぞれ1.98、2.68、1.89だった。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所