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2006年07月28日
メタボリックシンドロームの実態調査を開始 〈秋田県〉
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秋田県は、県内のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の有病者や予備群の数を把握するため、11月から調査を始める。2008年度から開始する医療制度改革で、2型糖尿病などの生活習慣病の効果的な予防策の検討に役立てるという。
成人男女2,300人を年代別に無作為に選び、保健所などで腹囲径(ウエストサイズ)、血圧、血糖値、血中脂質などを検査し、食事の内容や運動習慣について問診をして、メタボリックシンドロームとの関連を調べる。
有病者、予備群、健康な人との違いや生活習慣などの傾向を調べ、データを元に資料を作成する。2008年度から始める健康増進計画で、医師会や市町村の保健師や管理栄養士などの生活習慣の改善指導などに役立ててもらう予定。
同県は県民に生活習慣を改善してもらうことで生活習慣病を予防する施策を行ってきたが、多くの項目で目標値にとどいていない。
「健康秋田21」の中間評価によると、脂質エネルギー比率、食塩の摂取、食事への配慮者、運動を習慣として行っている人の割合は改善したが、2004年の糖尿病による死亡率は人口10万人当たり12.5人と、全国平均の10.2人に比べて高かった。
心疾患死亡率は77.0(全国平均58.2)、脳卒中死亡率は163.2(全国平均104.7)といずれも高く、脳卒中死亡率は3年連続日本一を記録した。脳血管疾患が、血圧症、高脂血症、糖尿病、喫煙のすべてで増加したという気になる調査結果も出ている。
●詳細は健康秋田21計画の中間評価のサイトへ
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