このキャンペーンで、より多くのカップルにコミュニケーションやセックスについて考えるきっかけを提供し、EDはカップル双方にとって重要な問題であるという理解を促進したいとしている。
「ふたりの寝室フォト&エッセイコンテスト」を開催し、カップルの大切なコミュニケーションの場である「寝室」をテーマにした写真とエッセイを、5月9日から6月20日まで募集する。選考結果は同社のウェブサイトなどで発表される
。
バイエル薬品は2004年6月に国内2番目のED治療薬レビトラ®錠(一般名:塩酸バルデナフィル)を発売し、それにともないテレビや新聞媒体でED疾患啓発広告を展開している。ED疾患啓発サイト「EDネットクリニック」や、男性オペレーターが対応するフリーダイヤルなども開設した。
ED疾患啓発サイト「EDネットクリニック」では、糖尿病や高血圧症などの治療を受けていて「EDについて相談したい」と考えている患者やパートナーが、病院などの医療機関で実際にどのような治療を受けられるかなどを、受付から診察室、会計窓口までをイラストで再現し分かりやすく解説した「ED通院シュミレーション」や、EDの治療を受けられる全国の医療機関を検索できる機能などが公開されている
。
医師、薬剤師などの医療スタッフ向けには、性機能専門医、内科医、泌尿器科医、心療内科医・精神科医などがED診療の実際を解説したコーナーや、EDの診療のながれ、医薬品の服用、治療費などについて具体的に説明した「医療従事者限定ページ」が公開されている。
●
詳細はバイエル薬品(株)のサイトへ(ニュースリリース)
糖尿病と性機能障害
EDとは、性交に十分なペニスの勃起が得られないもしくは維持できず、満足な性交ができない状態を指す。ED患者は世界で1億5,200万人以上、国内では1,130万人と推計されている。EDの有病率は加齢とともに増加し、高齢化に伴い、2025年までに倍以上の3億2,200万人がEDに罹患すると予想されている。
糖尿病の男性が性機能障害を起こしやすいことは広く知られている。一般的に、糖尿病男性の3〜6割に性機能障害があるといわれる。しかし、実際には治療を受けている人はずっと少ないのが現状で、その理由として、他の合併症と異なり、肉体的な苦痛がなく生命には関わりがないこと、医師に相談することの羞恥心、「若くもないのに今さら性機能障害で病院に行くなんて」といった、ためらいなどが考えられる。
●参考になるサイト
糖尿病セミナー 22. 糖尿病の人の性
[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所